今日は、嫌なことを忘れる2つの方法をお話ししていきたいと思います。
他人から言われた嫌な一言、ダメ出し、批判、
「心ない一言」があなたの頭の中を占領してはいないでしょうか?
もっと明るく楽しい人生を生きられるように、
今日は脳科学に基づいて、2つの方法をご紹介していきたいと思います。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
忘れようと思っても忘れられない「嫌な一言」
今まで生きてきている中で
「嫌な一言」を放たれたことってありますよね。。。
僕は、お医者さんから
「あなたの病気は一生なおらない」と言われたことがあります。
(詳しくはこちらの記事に書いてます 「一生治らない病気」とお医者さんに診断されたけど、治った時の話 )
以前勤めていた会社で、
上司から、ここでは書けないような暴言を吐かれたこともあります。
(会社に行けなくなり、引きこもりも経験しました。。。)
きっとこれを読んでくださっているあなたも
いろんなヒドい言葉を受けてきたかと思います。
例えば、
・親から「あなたを産まなければ良かった」とか
・上司から「お前みたいに要領が悪い奴ははじめてだ」とか
・恋愛相手から「あなたって最低ね」と言われたりとか、
いろんな言葉がありますよね。
「嫌な言葉」を放たれると、心にぐさっときますよね。
心にナイフが突き刺さったような感じになりますよね。
そして、
その言葉を「忘れよう」「忘れよう」と思っても
なかなか忘れられないんですね。
例えば、こんなことを考えてみましょう。
「頭の中に十円玉を思い浮かべないでください」
どうでしょうか?
「頭の中に十円玉を思い浮かべないでください」
こういう風に言われると
僕たちの頭の中には
反対に「十円玉」が頭の中に思い浮かんでしまいます。
脳の構造上、そういう仕組みになっているんです。
嫌な記憶を忘れよう、忘れようとすると
反対に頭の中に「嫌な記憶」が思い浮かびます。
その時
脳の中では何が起きているかと言うと、
ニューロンと呼ばれる神経細胞があって
その中で、信号が伝達されています。
「Aという記憶」と「 Bという記憶」を繋ぐような感じで
「橋」がかかっていきます。
思い出せば思い出すたびに、
この繋いでいる「橋」がだんだんと大きく、太くなっていくようなイメージです。
例えば
「辛かった思い出」と頭の中に投げ込むと
その辛かった思い出に関する情報が色々と出てきます。
「嫌な出来事A」「嫌な出来事B」「嫌な出来事C」
という感じで、頭の中に浮かびあがります。
そして
「辛かった思い出」と、
「嫌な出来事A」「嫌な出来事B」「嫌な出来事C」の間に
だんだんと、大きくて太い橋ができがっていきます。
思い出すたびに、
「あれは辛かった思い出だ」「あれは嫌な記憶だ」と
より強く認識するようにできているんです。
関連記事▶︎ものの見方を変えれば、人生が変わる。見方を変える5つのテクニック
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僕たち自身で、被害を広げている
非常に残念な話ではありますが、
僕たちは自ら、自分自身の手で傷口を大きくしてしまっているんです。
最初はちょっとしたナイフの傷だったものが、
頭の中で思い出すたびに、
だんだんと橋が大きくなるように、そのナイフが大きくなっていって、
自分で自分の傷口を大きくしてしまっているんです。
頭の中で思い出せば思い出すほど、
僕たち自身で、被害を広げているんです。
そして、それが
だんだんと消せない、取れない、癒せない
「悩み」に変わっていくんです。
人から見たら大したことないようなことが、
自分からしたら、大事件になるのは、
自分たちの頭の中で
何度も繰り返しているからなんです。
僕はこれをネガティブテープと呼んでいます。
自分自身で
ネガティブな言葉、ネガティブな記憶を繰り返し、
音楽テープを再生するように、リピート再生しているんです。
その結果、そのテープに
自分自身が、がんじがらめになってしまうんです。
関連記事▶︎他人に見下されなくなる3つの方法 多くの人が勘違いしている盲点
嫌なことを忘れる2つの方法
では、この状態から、どのように解決すればいいのでしょうか?
先程お話したように「十円玉を思い出さないでください」と言うと
「十円玉」が頭に思い浮かんでしまうんです。
だから
この辛い記憶、嫌な言葉を消したい、忘れようと
思っても意味がありません。(むしろ逆効果です)
違ったアプローチをとっていく必要があります。
では、どうすればいいか?
2つの方法をご紹介したいと思います。
嫌なことを忘れる方法その1:別のことに夢中になる
1つ目は、よく聞く解決方法かもしれませんが、
こちらです。
それは「別のことに夢中になる」です。
嫌なこと・辛いことを思い出す暇がないくらい
「別のことに夢中になる」
これをやってみて欲しいと思います。
「失恋したら、次の恋を探そう」
という話を聞いたことがあると思います。
失敗したり、嫌なことがあったりしたら
くよくよしてないで、次のことに挑戦してみましょう。
これによって、新しいことに意識が集中して、
新しい事柄に関するニューロンの橋が大きく、太くなっていき
その分、使われていない、
過去の記憶、過去の辛い思い出が、小さく、細くなっていくんですね。
これが1つ目です。
よく聞く話だと思うので、
そんなの試してみたけど上手くいかないよ、
別のことに意識を持っていけないんだよ、
という方はぜひ2つ目もご覧ください
嫌なことを忘れる方法その2:少しずつ書き換える
これが結構、面白い方法だなぁと思います。
「脳の欠陥」と言われているものをうまく活用していきます。
どういうことかというと、
「脳の記憶」って実はすごく曖昧なんです。
特に
「事実」と「妄想」を区別しにくい構造になっています。
過去の記憶が「事実」だったのか?
それとも
自分自身でつくった「妄想」なのか?
この判断がうまくできず、
ごちゃごちゃになってしまうという欠陥があるんです。
これをうまく利用していきたいと思います。
例えば、
上司にバカにされたとして
「その一言が忘れられない」
これを何度も繰り返していると
ネガティブテープになります。
でも、その記憶を少しずつ書き換えるんです。
例えば、上司は私を怒る前に、
上司の上司からめちゃくちゃ怒られていて、
実は影で上司は泣いていて、
それが悔しくて腹いせで、
わたしをバカにするようなことを言っていた、
とか
私が職場の中で人気があって、それで嫉妬してしまって
バカにするようなことを発言した、
とか
いろんな妄想を
過去の記憶にプラスしていきます。
こうやって少しずつ記憶を書き換えていくことで
だんだんと
出来事に対する解釈が変わっていきます。
こういう風に
「いい勘違い」を脳の中に、意識的に刷り込んでいきましょう。
過去の記憶を少しずつ書き換え、
これからのあなたの人生がより良くなるように変えていきます。
妄想の世界に生きるような感じになってしまうので、
あまり多用は禁物かもしれませんが
あなたが自由に生きられずに、
過去の嫌な記憶に縛られるくらいであれば
やってみる価値があると思います。
この時、
少しずつ事実と違う設定を作って
ちょっとずつ記憶を書き換えて行くのがオススメです。
僕たちの記憶って曖昧なものです。
例えば、
僕はよく、
「宿題してたら、父に怒られた」という話をします。
「自由の定義」を説明するのに、
すごくわかりやすいエピソードなので、この話をよくします。
気になる方はこちらをどうぞ
関連記事▶︎ 自由になりたいあなたへ、父が教えてくれた自由に生きる方法
でも、別に、
父は、毎日、怒っていたわけではありません。
宿題をして褒めてくれた日だってあります。
むしろ、そっちの方が絶対に多いと思います。
事実はそちらなんです。
怒られた記憶が強く残っていても、
事実としては、怒られている以上にもっとたくさんのことが他に起きているんです。
でも僕の記憶の中で、強く残っているのは
「宿題をしたら、父に怒られた」というものです。
これは僕にとってはいい記憶なので、大切にとっていますが
もしそれが、あなたにとって嫌な記憶なのであれば、
それが本当は、そもそも事実じゃないかもしれないんです。
「書き換える」だなんて、、、
と思うかもしれませんが、
そもそも僕たちの記憶に入っている時点で
すでにフィルターがかけられているんです。
例えば、上司に怒られたとして
1年間一緒に働いているうちの
10日間怒られたかもしれませんが、
残りの350日間は
怒られていないかもしれないんです
それなのに、
10日間の怒られた記憶だけが残るんです。
だったら、
「そういえば怒らない日もあったなぁ」という記憶の書き換えをしていくんです。
怒られていない記憶が曖昧で覚えていなかったとしたら、
妄想でカバーしてもいいと思うんです。
妄想で書き換えていってしまってもいいんです。
意外と脳はカンタンに騙せます。
ぜひやってみてくださいね
関連記事▶︎人生やり直したい方へ 何歳からでもやり直せる具体的な方法9ステップ
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縛られる人生から抜け出よう
今日は嫌なことを忘れる2つの方法というお話をしてきました。
僕たちの思い込み、僕たちの辛い記憶が
自分自身の可能性を縛り、自分自身の未来を制限しています。
その状態で居続けること、
もしくは
自分自身で傷口を広げ続けることは、
あなたの人生にとって、すごくもったいないことだと思います。
その縛られた状態から
少しでも解放してもらえたらいいなぁと思って、
今日は記事をお届けしました。
僕は今までに7年ほど
「人生は、本来もっと楽しい」
「僕たちの人生は、もっと可能性がある」
ということを伝えていきたいと思って活動してきています。
今日の記事が
あなたのこれからの未来に、少しでもいいヒントになれば
心から嬉しいです。
「脳は騙されやすい」
ぜひこの言葉だけでも持って帰ってください。
あなたの人生がいい方向に進むように
少しずつあなたの脳をいい方向に騙していってくださいね。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^