会社が嫌で、仕事がつらい、と思っていませんか?
仕事が嫌でつらいけど、でも逃げるわけにもいかないからと思って
必死で毎日頑張っていませんか?
僕は29歳の時、仕事が嫌で、逃げました。
会社の非常階段をかけおりて、
誰にも何も言わずに逃げました。
そこから引きこもり生活をしました。
今日はこの経験を踏まえながらお話ししたいと思います。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
仕事が嫌で、会社から逃げた時の話
僕自身、今は家族4人で石垣島というところに移り住んで、
本や絵本を書いたり、好きなことを仕事にさせてもらっていますが、
以前は東京で会社員をしていました。
朝から晩まで、ときには夜中まで働いていて
上司にも怒られ続け、体も心もボロボロでした。
ある日のこと、何かが弾けるような音が自分の中でして
「もうダメだ」と思って僕は逃げました。
会社の非常階段を駆け降りて、会社から逃げました。
そこからのしばらくの間、会社を休みました。
同じ職場の方々には、いっぱい迷惑かけました。
でもあの時、もしも逃げずに続けていたら
きっと、もっとひどくなったと思います。
もしあなたが
「仕事が嫌だ」
「でも別に体調が悪いわけでもない」
そんな状態で
休んだり逃げたりしたらダメなんじゃないか?
そう思っていて、長く我慢しているようであれば
一旦、勇気を持って逃げて欲しいなぁと思います。
「逃げる」って言葉のイメージが悪いかもしれませんが
僕は立派な「行動」、立派な「選択」だと思います。
このまま行き続けて、体を痛めるくらいなら、
逃げるほうが圧倒的に優れた行動、選択だと思うんです。
ということで
今日は「逃げる勇気」を持つ方法をお届けしていきたいと思います。
関連記事▶︎【休職復帰】引きこもりから会社に復帰した日の話と、僕が実行した「解決策」
スポンサーリンク
「会社が辛い」 逃げる勇気を持つ方法
逃げる勇気を持つために、意識して欲しいことが1つあります。
それは「いい子をやめる」ということです。
「いい子」というのは、どういう状態かというと、
周りが求めることを「うん、うん」と聞いて
周りに合わせて、
できるだけがんばって笑顔で全部やろうとすることです。
あなたは
こんな状態になってはいないでしょうか?
この「いい子」を続けていくと
いつか、あなたの笑顔にヒビがはいって
いつか、表情が厳しくなっていくと思うんです。
「いい子をやめる」ということを
少し意識して欲しいなぁと思っています。
例えば、
・毎日学校に行く
・椅子に座って、静かに授業を聞く
・出された宿題を欠かさずやる
・テストでいい点数を取る
これがいわゆる
「いい子」ですよね。
学校に行きたくないという日があっても
無理して学校に行く
授業に飽きて、騒ぎたいと思っても、
我慢して静かにして
やりたくない宿題もやって
テストで決められた答えをやる
これがいわゆる
「いい子」ですよね。
それがすんなりできる人と
そうじゃない人がいて、当たり前だと思いますし、
得意な科目や苦手な科目があるのも当たり前だし、
好きな科目や嫌いな科目があっていいと思うんです。
一人一人好みもタイプも違うし、
そして
同じ「一人の人」の中でも、
時には、「いい子」でいるのが疲れちゃった時、
時には、ゆっくりしたい時、
時にはサボりたい時、
時には気ままにいきたい時、
同じ「一人の人」の中でも
気分とかタイミングとか、
キャパシティとか、ありますよね。
そういったものを無視して、
会社や上司は、
会社や上司のペースで
「今年のあなたの担当はこれ」
「みんなこれやってるんだから、あなたも当然これをやって」
「月曜日から金曜日まで必ず会社に来て」
「この日人足りてないから、やっぱり出勤して」
そんな風に言われたって
僕たちはロボットじゃないし出来なくなる時だってありますよね。
関連記事▶︎「会社行きたくない 会社休みたい」と思ったら、、 (元)引きこもり休職 会社員が語る
嫌な会社、嫌な仕事を、我慢して働き続けると
「いい子」でいなきゃ、我慢しなきゃ、
みんなやってるんだし、
そんな風に、頑張っていたら
絶対どこかで「無理」が来ます。
絶対どこかで
「限界」が来ちゃうんです。
「木の枝」を想像して欲しいんですが、
両側から力を加えると、
少しずつ曲がりますよね。
一定のところまでは、我慢できます。
きついなぁと思いながらも我慢できます。
でもどこかのタイミングで
この木の枝は、力を加えすぎると
「ポキッ」と折れてしまいますよね。
今は大丈夫、まだ大丈夫と思っているかもしれませんが、
どこかのタイミングで、突然、ポキッと折れます。
僕が会社に行けなくなってしまったのも
突然のことでした。
「折れる」まで頑張ったら、ダメだたと思うんです。
この枝の長さとか、枝の太さとかが
一人一人微妙に違っていて、
どのくらいの力まで、あなたが耐えられるかなんて
誰もわからないんです。
だから
・なんで、周りの人はわかってくれないんだろう?
・なんで、私はこんな辛い思いをしなきゃいけないんだろう?
と思っても、
きっと周りの人は、
あなたのことをそこまで理解してくれないと思うんです。
おそらく、あなたの周りの人もあなたと同じように
外側から圧力がかけられていて、
木の枝が曲げられていて「もう、きつい」って思ってるんです。
そんな中、周りの人に意識を配れる人って少ないです。
「なんで周りの人はわかってくれないんだろう?」
って思うんじゃなくて
自分で一回逃げる選択をして欲しいんです。
もう「いい子」をやめて、
一回ここから逃げようって、思ってもいいんです
逃げて、しばらくして
また戻ってきたっていんです。
関連記事▶︎【仕事辞めたい人へ】我慢して働く人が転職・独立で失敗しない3つのポイント 起業する勇気が出る思考法
スポンサーリンク
無理しちゃう優しいあなたに届けたいメッセージ
生き方なんて世の中いっぱいあります。
働く場所なんて世の中いっぱいあります。
僕は以前アフリカのマラウイ共和国というところで
2年間ボランティアをしていました。
平均年収3万円という国でした。
そこで、僕は楽しく生きていけました。
お金を使う場所なんてほとんどありません。
お金がなければ生きていけない、
そんなこともないんです。
お金は
人間が生活を楽にするために、
便利にするために生み出した道具です。
人間が使う道具です。
そんな道具に、支配されなくていいんです。
生きるためにはお金が必要、
お金が必要だから働かなきゃいけない、
だから辛くても苦しくても働く、
それで、体壊しちゃったら、本当に良くないと思うんです。
きっとこの記事をここまで読んでいる人って
すごく心が優しい人だと思います。
心が優しくなければ、
無理して我慢して、続けないんです。
普通に逃げてるんです。
普通にサボったりしていると思うんです。
あなたが逃げられないと思うのは
責任感があったり、
優しさがあったり、
するからだと思うんです。
だから、ほんのちょっとでいいので
その「優しさ」を
自分自身に送ってみてはどうでしょうか?
・「いい子」をやめる
・自分に優しさを向ける
ちょっとだけでいいので、意識して欲しいなぁと思います。
関連記事▶︎先行き不安「見えない未来」をどう生きるか? 「これからどうしよう」と思う人へ3つの秘策をお届けします
逃げることは悪いことじゃない
そして、次に考えてほしいのは
「逃げることは、悪いことじゃない」ってことです。
逃げるだけでなく、仕事を断ることも悪いことじゃないんです。
どれも悪いことではありません。
むしろ
・逃げずに、あなた自身が倒れてしまう、
・仕事を断れず、受けすぎて、抱えきれなくなってしまう、
こっちの方が、後々より大きな迷惑をかけることになります。
「逃げる」と言う言葉に、悪いイメージがあるかもしれませんが
それは勇気のある行動です。
勇気のある選択です。
僕も逃げました。正直辛かったです。
でもその失敗が財産になりました。
周りに迷惑をかけてしまったけど、
「あの時に逃げて、本当によかった」と今でも思います。
こんな言葉があります。
━━━━━━━━━━━━
『逃げた者はもう一度戦える』
デモステネス 古代ギリシャの政治家
━━━━━━━━━━━━
逃げないで全滅しちゃったら、もう立ち上がれません。
あなたの体が大丈夫なら、
また別の場所にだっていくことができます。
関連記事▶︎他人に見下されなくなる3つの方法 多くの人が勘違いしている盲点
スポンサーリンク
失敗したっていいんです。
きっと今まで育ってくる中で
「全部うまくやらなきゃ」と思っているかもしれませんね
でも全部うまくいく人生って、本当は面白くないんですよね。
人生山あり谷あり、失敗があって成功があって、
寄り道もして、
恥ずかしい思いもして、みんなで笑いあったりして
そうやって楽しむものではないでしょうか?
━━━━━━━━━━━━
『人生に失敗がないと、人生を失敗する』
斉藤茂太
━━━━━━━━━━━━
という言葉もあります。
人生で何回か逃げたっていいんじゃないでしょうか?
もしかしたら何十回かもしれないですが、
逃げたっていいんじゃないでしょうか?
またゆっくりとエネルギーを補充して、
もう一度向き合えばいいんじゃないでしょうか?
生き物には、
冬眠する時だってありますし、
蝶になる前には
さなぎになることだってあります。
花は散っては
咲きを繰り返します。
そうやって動いているもの
そうやって生きていくものだと思うんですね。
一定のペースで、
ずーっと同じことをやる、
そうやって、枠にハマること自体に
無理があると思うんです。
ぜひ無理せず休んで欲しいなぁと思います
無理せず、たまには逃げて欲しいなぁと思います。
今回の記事が何かの参考になればすごく嬉しいです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^