ABOUTこの記事をかいた人
Mao
作家、コンサルタント
全国学校図書館協議会「選定図書」・アフリカ支援「絵本」・Amazonランキング延べ66部門1位
アフリカ2年 ⇨ 香港3年 ⇨石垣島5年目
「自分探しなんて意味がない」「自分探しをしてはいけない」、時間の無駄だ、早く大人になれ、みたいなことを言う人がいますが、本当でしょうか?今まで5000人以上の人生相談に乗ってきましたが、僕は「自分探し」は非常に大切なことだと考えています。僕たちは、生きていく上で、様々な分岐点に立ちます。「右に行くのか」「左に行くのか」を常に選択しながら進んでいきます。その選択を決める基準となるのは、僕たち一人ひとりの人生のテーマや軸になるのではないでしょうか?
自分が何者で、どんな人生を生きたいのか?この先どんな人生を歩んで生きたいのか?
それがわからない状態で、どうやって、選択をすればいいのでしょうか?
まずやることは「自分」をしっかりと見つけること、把握することだと思います。
あなたが、自分の人生を「どのように生きたい」というの明確になっていくと
人生の見通しが広がり、気持ちよくアクセルを踏めるのではないでしょうか?
今回は、「自分探し」あなたのやりたいこと、あなたの人生のテーマを発見するための10の方法をご紹介します。
本気でやってみてください。読み流すだけでは、見つかりません。
可能なら、ノートやスマホのメモでも構いませんので、答えを書きながら、読み進めて行ってくださいね。
1)なぜ、あなたは、「自分探し」をしようと思いましたか?
自分って何者なんだろう?自分は人生をかけて何をしたいんだろう?
自分ってこのままでいいのかな? 人生の時間を無駄にしている気がする。
そういう風に、人生に疑問を感じたのは、いつでしょうか?そして何故でしょうか?
あなたがいつ頃から、「自分探し」をしようと思い、そう思ったきっかけは、なんだったのか?
というのをぜひ思い返して見て、ノートに書いてみてください。
きっとあなたの心の内側が、メッセージを送ってくれたんだと思います。何かをあなたに訴えかけたんだと思います。
それをあなたは受信して、「何かを変えよう」「どうにかしよう」って思ったんだと思います。
でも、どうしていいかわからない、だからまずは自分を見つめ直そう、自分と向き合おう、って思ったんだと思います。まずは、あなたの「自分探し」のきっかけを思い出してみてください。
「自分探し」を考えている自分って、青いのかなぁと思ったら、以下の記事を読んでみてください。
2)自分を探す方法「自分史」を書く
当たり前ですが、今のあなたは、突然そこに存在するわけではありません
ここに来るまであなたは10何年、何十年と生きてきたと思います。
道を振り返ってみると、あなたの後ろ側には、長い足跡がついているんです。
その道のりを少し振り返ってみませんか?
<動画で説明もしています>
今までの人生を振り返る「自分史」を作ってみませんか?
ノートを一冊買ってきて、今までどんな人生だったのかというの、1歳ごとに思い出して書いて行くのが、
時間がかかりますが、非常にオススメです。
質問もたくさんこちらに書いていますので、よかったらこちらを見ながら
ノートと向き合ってください。
さすがに質問が多過ぎる! こんなに質問に答えてられない! という方は、
以下の質問に答えてみてください。
・あなたのお父さんはどんな人で、あなたはどんな風に関わっていましたか?
・あなたのお母さんはどんな人で、あなたはどんな風に関わっていましたか?
・あなたは家族の中でどんな存在でしたか?
・今までの人生で、一番面白かったことはなんですか?
・今までの人生で、一番つらかったことはなんですか?
・今までの人生で、あなたが一番相手に喜ばれたことはなんですか?
3)楽しいことを見つける「あなたの好き嫌い」を知ろう
過去を振り返った後は、こちらの質問に答えてみてください。
それは、「あなたの好きなこと」、「あなたの嫌いなこと」です。
こちらの質問に答えてみてください。
・今現在、あなたが好きなことはなんですか?
・今現在、あなたが嫌いなことはなんですか?
・子どもの頃、学生の頃、好きだったことはなんですか?
・子どもの頃、学生の頃、嫌いだったことはなんですか?
・今不満なことはなんですか?(その反対側にあなたの好きなことはないですか?)
思いつくままに、書いてみるといいと思います。
4)あなたの特技、苦手を知ろう
今まで生きてきた中で、あなたの中に、特技、苦手があると思います。
あなたはどんなものが得意で、どんなものが苦手ですか?
例えば
・歌を歌うのは得意だけど、人前でのスピーチは苦手
・算数は得意だけど、社会は苦手
などなど、これも、あなたの人生のテーマを見つけるヒントになると思います。
ぜひこちらの質問に答えてみてください。
・他の人と比べて、苦労することなく、すんなり出来ちゃうことはなんですか?
・頑張っても頑張っても、うまくできないことはなんですか?
・周りから、よく褒められることはなんですか?
・周りから、よく怒られたり、呆れられたりすることはなんですか?
5)今ここにいる理由を書いてみよう
次に考えて欲しいのは、今あなたが「ここ」にいる理由です。
今あなたが「ここ」にいるのは、必ず理由があるはずです。
以下の質問の理由を書いてみてください。
決めた人は誰ですか? なぜそれを決めたんでしょうか?
周りが決めたのか、自分で決めたのか、それとも誰も決めていないのか、消去法で残っただけなのか、
なんで「ここ」にいるのか、なぜそうなったのか? ぜひ考えてみて書いてみてください。
質問はこちらです。
・今なぜあなたは「ここ」にいますか?(場所、家など)
・今なぜあなたは「その人」と一緒にいますか?(家族、恋人など)
・今なぜあなたは「そこ」で働いていますか?(職場、会社、アルバイトなど)
・今なぜあなたは「そこ」で学んでいますか?(学校、塾など)
そこには、必ず理由があるはずです。あなたが今ここにいる理由を書き出してみてください。
6)今の自分に満足していますか?
今の環境に満足していますか?変えたいと思っていますか?
以下の質問通り、様々な、分野で考えてみましょう。
もし、あなたの答えが「満足していない」、「変えたい」と感じるのであれば、
どのような状態を望むのか、どのような方法で変えられるか?ということを考えてみましょう。
・あなたは今の仕事に満足していますか?
・あなたは今の生活に満足していますか?
・あなたは今の人間関係に満足していますか?
・あなたは自分自身に満足していますか?
不満が多いようであれば、以下の記事を御覧ください
7)あなたは、この後、何がしたいですか?
あなたが、「これからしたいこと」をとにかく書き出してみましょう。
どんな願望、欲求、夢がありますか?大小さまざまな、やりたいことをどんどん書き出しましょう。
世界一周がしたい、世の中を変える発明をしたい、自分の家が欲しい、家族と幸せに生活したい、
などなど、いろんなものがあるのではないでしょうか?
こちらの質問に答えてみましょう。
・自由な時間が3ヶ月あったら何をしますか?
・自由な時間が3年あったら何をしますか?
・自由な時間が10年あったら何をしますか?
・自由なお金が1000万円あったら何をしますか?
・自由なお金が10億円あったら何をしますか?
とにかく書けるだけ書いてみましょう。人の目は気にせず、やりたいことを書いてみましょう。
8)あなたの答えに共通点はありませんか?
今までの1)から7)の答えを、眺めてもらって、何か共通点はありませんか? 何度も出てくる言葉やキーワードはありませんか? なんだか心が惹かれる言葉はありませんか?
ここまで、丁寧に質問に答えてもらうと、だいぶ、あなたの好みや方向性、やりたいことのヒントみたいなものが見えてきたのではないでしょうか?
今までの答えを見ながら、こちらの質問に答えてみましょう。
・あなたが直感で気になる答えはどれですか?
・3回以上同じような言葉やキーワードが出ているものはありませんか?
・「やっぱりこれが好きなんだなぁ」と感じるものはありますか?
・「これだけは避けたいなぁ」「これだけはやりたくないなぁ」というものはありますか?
・人生のテーマになりそうな言葉やキーワードはありますか?
9)自分のやりたいことを声に出して、いろんな人に話しかけてみましょう
ここまで来たら、次は、あなた1人で完結するのではなく、周りの人に表現してみましょう。
「自分ってこういうのが好きなんだよね」「こういうことがしたいんだよね」ということを、
いろんな人に話しかけてみましょう。
そうすると、不思議なことに、あなたが望んでいる方向性と違う人は、離れて行き、
あなたの周りに、あなたと同じことを好きな人が集まってきます。
その人たちは、あなたが持っていない経験や知識をすでに持っていて、
あなたの心を刺激します。あなたの成長を促進してくれます。
例えば、
自然に囲まれた生活をしたいという話をしていたら、海外で自然に囲まれて生活をしている人と話す機会を紹介してもらい、
訪れてみたら、自分は、日本より、この国の、この気候や空気が好きなんだとわかるようになります。
そうすると、その国のことがもっと知りたくなり、再度旅行に行ったり、さらに、別の人に会ったりとかして、
その国の中でも、この地方が好きなんだなぁとか、こういう建築スタイルが好きなんだなぁと、思うようになっていきます。
これを繰り返していくとあなたの趣向がどんどんと磨かれていきます。
最初はキーワードしか思いつかないようなことが、人を通じて、新たな経験や新たな知識を身につけ、
その結果、どんどんあなたの感度は高まって行きます。
気づくと「自分探し」のステージは卒業していると思います。最初は「キーワード」だけでもいいんですね。
それを周りの人に話してもらって、応援してくれる人、共感してくれる人、を見つけ、その人達の誘いに乗って、
今まで読んだことのない本や、観たことのない映画、新しいイベントや、新しい旅行先などを訪れ、
少しずつあなたの経験値を増やし、あなたの感度を磨いて行ってくださいね。
こんなことをしてみませんか?
・あなたが気になるキーワードで発信しているブログやSNSをチェックし、フォローや登録をしてみましょう。
・あなたが気になるキーワードに関連するイベントや会合に参加して、新しい交流を作ってみましょう。
・あなたが気になるキーワードに関連する本を読んで、気に入った著者さんのトークイベントなどに参加しましょう。
10)「自分探し」を終了する期限を設定する
自分と向き合って、考えて、答えを出すことはとても大切なことです。ぜひあなたの自分探しを時間をとってやってもらいたいと思います。でも、長い時間「自分探し」をしていて、それがずーっと続いている、終わる気配がないのだとしたら、
一旦、「自分探し」を終了する期限を設定しませんか?
考えることは大事ですが、考え続けて動かない時間が続いてしまうのは、もったいないことです。
考えても答えが見つからないものも、動いたら、答えが見つかるかもしれないんです。
例えば、あなたは今ボードゲームの盤の上にいます。
目の前に二つの選択肢が分かれています。
ボードゲームは上から見下ろせるので、どちらの選択肢を進んだ方がいいかの判断ができます。
でも人生というのは、上から見下ろせないんです。ただ、目の前に二つの入り口があるだけです。
どちらにいこうか悩んでいても、前に進めません。前に進まないと、見えない世界がいっぱいあります。
ただ、人生はボードゲームより自由です。
例えば、まずはAの方に行って、こういうことをしてみよう、
もし、少し進んで、だめなら引き返して、Bにしよう。
いやいや、AもBも一緒にやっちゃおう。
AもBも嫌だ!!Cの道を作ってしまえ!!
そうなんです。人生はボードゲームと違って、
後戻りも、同時進行も、自分でコース作ることもできるのです。
その自由度の高さのために、悩んでしまうかもしれませんね。でも、悩んでばかりいては、何も見えてきません。
なので、一旦「自分探し」を終了する期限を決めましょう。
例えば、1週間、 例えば、1ヶ月、例えば、3ヶ月、あなたにあった期限を決めましょう。
期限を決め、その期限内は、「自分探し」を徹底的にする。今日ご紹介したような質問に徹底的に答え、そして、新しい場所に出向いて、いろんな人と話をして、「これだ!」というものを決める。
そして、決めたあとは、一旦悩まない。その道で一旦進むんです。
決めて進んだ後、3ヶ月とか、半年後とかに振り返ってもらって、
少し違ったなぁと思ったら、軌道修正すればいいんです。
「自分探し」を終えたら、気持ちよく進もう!!
自分探しが終わったら、きっとあなたの目の前の、道にまっすぐひらけていると思います。
僕の好きな歌、Jimmy Cliffさんの歌詞に以下のものがあります。
I can see clearly now the rain has gone.
I can see all obstacles in my way.
もう雨もあがって、目の前はくっきり見えたし、
俺の道にある障害物も全部見えてるよ
(訳は、僕が勝手につけてます。)
やっぱり、目の前がクリアで、ひらけている方が、楽しいですよね。
霧の中の運転って難しいし、疲れるんです。
今あなたがどこにいて、どこに向かっているか、そういったものがハッキリわかって、
すっきりと晴れ渡った道を、気持ち良くドライブしたいですね。
ぜひあなたの「自分探し」期限を決めて、取り組んで、
決めたら悩まず、晴れ渡って道を気持ちよく走りましょう。
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