今日はワークライフバランスにこだわる人は、
幸せになれない3つの理由についてお話をします。
「ワークライフバランス」という言葉があると思うんですが
この考え方をしていると、最高に楽しい人生は送れないと思うんです。
その理由を3つに分けてお話します。
この記事を読むことによって
あなたの仕事に対する考え方、向き合い方が変わると思います。
ぜひ楽しんでご覧ください。
<動画でもお話ししています>
1)ワークライフバランスを意識すると、仕事がつまらなくなる
このワークライフバランスという言葉は
「ワーク」と「ライフ」のバランスを取ろう、
ということですよね。
でも、
少し考えてみると、
この言葉、ちょっとおかしいんですよね。
だって、
「ワーク」というのは、「仕事」ですよね。
「ライフ」というのは訳すると「人生」ですよね。
「仕事」と「人生」のバランスを取る、と言われても。、
左右の言葉の大きさが違うと思いませんか?
普通に考えたら
「人生」という大きな言葉の中に
その一部として「仕事」が入っていると思うんです。
少し不思議な言葉ですよね。
仕事している時間は、
その人にとっての「人生」ではなく
仕事していない時間が、
その人にとっての「人生」の時間、
という見え方になりますよね。
この考え方をすると
何が良くないか?というと
それは、
仕事を「マイナス」なものとして
捉えてしまうことだと思います。
仕事というのは
「マイナス」なもの
疲れるもの、辛いもの、嫌なもの、
そんな考え方がベースにあって、
だから
「ライフ」=「人生」
つまり、
仕事していない時間が、
あなたにとっての人生で
その時間、
「休日」や「休暇」をしっかりと取って、
その時間を充実させて
上手くバランスとって、生活しましょう、
みたいな感じになってしまうんですよね。
「仕事のしすぎに注意」という意味から
生まれ言葉で、
もちろん、
働く人のセーフティネットとして
過労とか、残業が多いとか、休みが取れないとか、
そういう問題や不満を抱えている人のために
「ワークライフバランス」という考え方は必要だと思うんですが、
「最高に楽しい人生を送りたい」と考えた場合、
人生の中で、
数十年にわたって
1/3から1/2くらいの時間を費やす仕事を
「マイナス」なもの、
「ネガティブ」なものと思っていては、
最高に幸せな人生は送れないですよね。
そもそも、
この前提にある
「仕事はつらいもの」
「仕事はつまらないもの」
という概念が間違っているんじゃないかと、
僕は思っています。
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2)本来、仕事は楽しいもの
もしかしたら、賛同いただけないかもしれませんが
「仕事」というのは、
本来、最高に楽しいものだと思っています。
自分の才能を発揮して、
誰かの役に立って、誰かに喜んでもらえて、
お金まで頂戴できて、
そして、
そのお金で、
さらに自分自身の才能を発掘して、伸ばして
さらに
誰かの役に立つことができて、
本当に、
最高のサイクルだと思うんです。
僕の過去の経験の話になりますが、
以前、
東京で会社員をしていました。
(今は独立して、家族で石垣島に住んでいます)
当時の僕は
夜中まで働いていました。
時には、
朝まで働きました。
休日も返上して働いていました。
文字通り、
休みなしで働きました。
確かにあの時は、
「仕事が辛い」と思っていました。
もう少し睡眠時間が欲しいと思っていました。
「環境を変えよう」と考えて、
東京の会社員を離れ、
2年間、
アフリカでボランティアをしました。
現地では、
誰かが用意してくれた仕事は
一切ありませんでした。
環境に慣れ、
だんだんと自分で仕事を創っていくことが
できるようになりましたが、
赴任当初は、
正直、辛かったです。
「仕事がない」という状態は、
「仕事が忙しい」「仕事に追われている」という状態以上に
辛かったです。
誰からも必要とされていない、
誰の役にも立てていない、誰とも関わっていない、
そんな状態は、すごく辛かったです。
仕事って
本来はとっても楽しいもの、だと思います。
この意識が、
おそらくないから、
仕事というマイナスなものをして、
お金というプラスなものを手に入れて、
そのお金を使って
ライフ(休暇・仕事以外の時間)を充実させよう
みたいな感覚になると思うんです。
でも、
これでは、
ストレスも溜まるし、
ストレス発散するために、
お金もたくさん使う必要があって、
辛い仕事をしても、お金も貯まらない、
そして、人生全体として、
なんだかいつも不満がある、
そんな状態になってしまうと思うんです。
3)ここ数十年間が、いびつだった?
ここ数十年間が、いびつだった、
そんな風に思ってもらった方がいいんじゃないかと、僕は思います。
一つの会社で、終身雇用で
定年まで働いて、退職金をもらう
そんな働き方が、
「当たり前」と思われているのは
ここ数十年の話だと思います。
それよりも以前は、
そんな考え方なかったし、
今も、
その考え方は徐々に薄れつつあります。
今は、
僕たち一人ひとりの手で
仕事を生み出せる時代になってきました。
会社員という働き方はもちろん、
それ以外にも個人事業主や経営者としての働き方も
当然のように、自由に選べる時代になりました。
無理して我慢して、
何かの枠にはまって、働く必要なんて
もうないんです。
もっと、自由に選んで、自由に創って、
価値を提供できる時代になったんです。
だから、
一旦、「ワークライフバランス」という考え方を
手放して欲しいんです。
この考え方を持っていると、
幸せな人生が遠ざかっていってしまうと思います。
確かに「有給休暇」とか「残業時間」とかそういうものを見守って、
働く人の環境を保護しようとする動きも大切だと思いますが、
その先に、あるのは
「愚痴飲み会」とか、休日に「ストレス発散」とかだと思うんです。
自分の人生を
もっと理想のもの、もっと楽しいものにしたいと思ったら、
「ワーク」と「それ以外の時間」でバランスを取ろうとするんじゃなくて
「ワーク」仕事をそれ自体を
最高に楽しいものにしていく方がいいと思うんです。
もし、今の職場でそう思えないんだとしたら、
別の方法を模索してもいいと思うんです。
あなた以外の誰かが、
そこで働きたいと思っているのに
あなたがそこで我慢して、
居座ることで、
誰かのチャンスを奪ってしまっているかもしれないんです。
あなたが楽しいと感じられる仕事を
どんどん探していきましょう。
人生の1/2もしくは
1/3の時間を過ごす仕事を
「マイナスなもの」と捉えていたり、
「何かプラスのものとバランスを取らないとダメ」って思っていたら、
もったいないんじゃないかと思います。
1回きりの人生、
あなたが好きなことを仕事にして、好きな人たちと一緒に仕事をして、
そんな人生と仕事が一体化したような、
そんな人生を作って欲しいなぁと思うんです。
これが「ワークアズライフ」の考え方ですね
生きるように働く、ということですね。
時代の流れは変わってきています。
どちらかというと、
以前の時代に戻りつつあると思うんです。
ここ数十年は
終身雇用、年功序列といった
画一的な働き方だけを、
求めるような教育、風潮があったんですが
それ以前は、
もっと人々が自由に働いていました。
「百姓」という言葉がありますよね。
この言葉には、農業のイメージがあるかもしれませんが、
実は違うんです。
「百の姓」というのは
「百の仕事をする」というイメージがあるんです。
(一部の苗字が職業に関係しているものもありますよね
「鍛治」「犬飼」「磯部」とか)
つまり「百姓」というのは
別に農業だけをしていたわけではなく
たくさんの仕事をしていた、ということなんです。
必要であれば、
誰かの家を修理していたり、とか
誰かの髪の毛を切っていたり、とか
魚を釣っていたりとか、していたわけです。
当たり前に
副業・複業していたんです。
こうやって
多くの人が
生きるように働いていました。
もともと複業が当たり前で
自分たちが周りの人と力を合わせて生きるために
それぞれが好きなことや得意なことを活かして
貢献しあって、働いていたんです。
その頃は、
ワークライフバランスなんて言葉はなかったんです。
今のこの一つの会社に属して、
そこに依存して、
そこの言うことを聞いて、お金をもらう、
という状態がむしろおかしいんです。
そろそろ時代が変わろうとしています。
ワークライフバランスというのは
「今のいびつな労働体系に、蓋をする」ための考え方だと思います。
そもそも
このいびつな労働体系に
あなた自身が合わないと思っているのであれば、
別の働き方、もっとあなたが心から楽しいと思えるような働き方を
考えて行って欲しいなぁと思います。
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最後に
今日はワークライフバランスにこだわると幸せになれないを
テーマにお話をさせていただきました。
ワークライフバランスを意識すると、
仕事はつまらないものという認識が当然のように刷り込まれていきます。
でも、本来は仕事というのは楽しいものなんです。
もっと自由に、
あなたが幸せな人生を生きるように、幸せに働く、
そんな考えが、広がっていくことを願って、
この記事をお届けさせていただきました。
何かのヒントや参考になれば幸いです。
最後までお付き合いくださり、
どうもありがとうございます。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^