あなたの「人生のテーマ」は何ですか?
こう聞かれて答えられる方って、すごく少ないと思うんです。
この状態では、もったいない5個の理由について
今日の記事ではお話ししたいと思います。
「人生のテーマ」という表現が、あなたに適しているかわかりませんが
人生の目的、使命、向かっている方向性、夢、ゴールなどいろんな言い方があると思います。
これらをほとんどの人が意識していないで、日々生きていると思うんです。
例えば
「今の仕事が面白くないなぁ」「もっとお金があったらいいなぁ」
「もっと自由な時間が欲しいなぁ」といった不満には目が行くものの、
では、どっちの方向に進みたいか?
どんなテーマがあるのか? どんなゴールがあるのか?
って聞くと、結構不明確な人が多いんです。
僕は、今までに数千名の方からの人生相談に乗ってきて、
相談してくださる方に
こんな質問を投げかけることがあります。
・「時間があったら、何がしたいですか?」
・「お金があったら、何がしたいですか?」
具体的な不満には目が行くものの、
こういった質問をすると
・「あんまり考えたことなかったなぁ」とか
・「とりあえず世界一周してみたいなぁ」とか
・「海の近くでのんびりすごしたいなぁ」とか
そんな感じで、ちょっと曖昧な答えが返ってくるんですよね。
今の人生は嫌だ、ここに不満がある、この状況を抜けたい、
そんな風に思っている人が多いものの、
では
・どっちの方向にいきたいの?
・どんな人生を目指しているの?
・あなたの人生にとって理想の状態は?
と聞かれると
自分自身では、あんまりよくわかってなくて
・「無理せず素直に自分らしく生きたいです」
・「家族で楽しく笑顔で過ごしたいです」
・「お金の不安を感じず、日々を平和に暮らしたいです」
みたいな感じの答えが多いんですよね。
「自分らしくってどんな状態ですか?」
「家族で楽しく過ごすって、
1日はどんなスケジュールで、具体的にどんなことをしているんですか?」
と聞くと、
そこまでは考えたことがなかった、、、
という答えが返ってくることが多いんです。
前置きが長くなってしまいましたが、
今回の記事では、
「人生のテーマを決めないと損をしてしまう理由」を5個に分けてお届けしたいと思います。
この記事を読むことによって、
これから、あなたが、自分自身の人生と、どう向き合って行けばいいのか、
考える良い機会になると思います。
これがわかってくると、
あなたの人生が前よりも楽しく充実したものに感じられるようになります。
これを知らないと、
何年後もしくは何十年後かに、
「もっとこうしておけばよかった」という後悔をしてしまうと思いますので
ぜひ記事を最後までご覧ください。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
人生のテーマを決めないと損する理由 その1:死ぬ瞬間に後悔すること
「人生のテーマ?」そんなこと考えなくていいんじゃないの?
って思う人もいると思います。
でも、それじゃ、本当はあまり良くないんじゃないか?
っていう話をここではしたいと思います。
僕自身の個人的な考えだけでは弱いと思いますので、
まずは、本を一冊ご紹介します。
それは『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本です。
こちらの本です。
この本の著者は、
長年、介護の仕事をされていて、多くの患者さんの最期を看取り、
その経験から、
人生の最期に、どんなことを後悔していたか?
というのをまとめられたもので、
なんと世界26カ国で翻訳されている本です。
この5個の後悔の
第1位がズバリこちらです。
第1位:他人に期待された人生ではなく、自分の心に忠実な人生を送る勇気があればよかった。
ではこの時、
「自分の心に忠実な人生」とは何でしょうか?
「自分の心に忠実な人生」
これがまさに、今回の記事の主題である「人生のテーマ」だと思います。
あなたにとって
「自分の心に忠実な人生」とは何なのか?
これをできるだけ早めに考え、テーマを決めて、そこに向かって生きること
これが、
後悔しない人生を送るために、必要なことだと思うんです。
でも、残念ながら、多くの人がこれを考えません。
だから、死ぬ前に後悔することの第1位として
『他人に期待された人生ではなく、自分の心に忠実な人生を送る勇気があればよかった』
という気持ちになるんです。
どうでしょうか?
今あなたは自分自身の人生を送っていると感じていますか?
誰かに命令されたり、指示されたり、
周りに合わせたり、周りの希望や期待にあわせようとする人生を送っていたりしませんか?
この話を聞いて、
自分も「人生のテーマ」考えた方がいいかも、
という気持ちになってもらえていれば嬉しいなぁと思います。
関連記事▶︎【決断力の上げ方】 決断できないを変える1つの考え方と、後悔しない決断にするための2つの工夫
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人生のテーマを決めないと損する理由 その2:夢やテーマなんていらない説
こういう話をすると、
いやいや夢やテーマ、目標とか、目的とかいらないよ、
そんなの自分の人生を縛るだけだよ。
そういう風に思う方もいると思います。
別に、この考え方を否定しようとも思っていません。
ただ、大きな視点で考えると
これも一つの選択です、これも一つのテーマです。
・私は自分の人生のテーマを持たない、
・私は自分の人生に目的や夢、目標などを設定していない
そういうテーマを掲げている、
そういう決定をしている、
そんな風に理解して欲しいんです。
「具体的に考えていない」という状態と、
「自分はテーマを持たない人生を送る」と決めている
という状態では、
大きな違いがあります。
なので、
私は、夢やテーマを持たないんだよね。
未来のことなんて考えず、今を必死に生きるだけ、
今を楽しくいきたい、
楽しいから今これをやっている、そういうシンプルな生き方が好きなんだよね。
テーマを決めるなんて重苦しいよ、
と感じる方は、それでいいと思います。
どう言葉で表現するかの違いであって、
言い方を変えると、
「毎日を楽しく生きる」
というのが人生のテーマになっていたり
「シンプルに自分がやりたいことをやる」
というのが人生のテーマになっているとも思います。
自分のスタイルがない人なんていないと思うんです。
これを「考えない」「意識しない」「決めない」
というのと、
考えた上で、
自分は、テーマは持たない、夢を持たないと決めるのでは
大きな違いがあると思います。
あなたは、どういう考えですか?
ぜひご自身でも、少し考えてみてくださいね。
関連記事▶︎楽しく生きる方法 人生を変えるたった3つの習慣
人生のテーマを決めないと損する理由 その3:設計図の大切さ
もう一冊本を紹介させていただきたいと思います。
『7つの習慣』という本です。
こちらの本です。
本当にこの本は名著だと思います。
ぜひじっくりと何年もかけて読んで欲しい本だと思うんですが、
こちらの第2の習慣に
『すべてのものは2度つくられる』
という言葉があります。
例えば、家を建てる時、
いきなり建て始めるんじゃなくて、設計図をつくりますよね。
設計図を作って、
ここに柱を立てよう、
台所をどこにしようか、階段はどこにしようか、
部屋は何部屋にしようか
といったことを決めてから建てないと、
あなたが望んだ家は、建てられないと思うんです。
これが『すべてのものは2度つくられる』という考え方です。
まずは頭の中で、
もしくは紙の上の設計図として1回目がつくられて
その上で、
現実世界で2回目がつくられるわけです。
設計図も書かずに、いきなり家を作り始めても
ぐちゃぐちゃな家ができるだけなんです。
僕たちの人生も一緒です。
あなたの人生を
あなたがもっと楽しく生きたい、
もっと自分らしく生きたい、
もっと充実して生きたいと願ったり、
今の仕事が嫌、今の経済状況が嫌、
今の時間や場所に縛られる状態が嫌だという風に、
不満を抱えたりしているのであれば、
まずは時間をとって、
設計図を書く必要があるんです。
私はこういう人生にしていきたいんだ、
自分の人生はこういう方向に進んでいきたいんだ、
という設計図をまず、つくって
その上で、
そこに向かって、少しずつ家を立てていく、
少しずつ、
人生を組み立てていく必要があると思うんです。
そんな時
どんな家を建てるか?これが家の設計図であり
どんな人生にしていくか?
これがあなたの人生の設計図であり、あなたの人生のテーマとなります。
・家族団欒を楽しめるような家がいいなぁ、とか
・仕事とプライベートをしっかりと分けられるような家がいいなぁ、とか
・みんなでスポーツ観戦を楽しめるような家がいいなぁ、とか
そういうテーマがあって、
じゃぁリビングはこういようとか、
書斎はこうしようという風に大きな配置を考えるわけですよね。
その上で、書斎にどんな机をおこうか、照明はどうしようかという
細かい設計図を考えていきます。
なので、
まずは「自分はこういう人生にしていきたいんだ」というテーマを
大まかに決めることってすごく大事だと思うんです。
人生設計に関してはこちらの記事も参考にしてください。
関連記事▶︎【人生設計の立て方】(シート付き)3つの質問であなたの将来を設計しませんか?
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人生のテーマを決めないと損する理由 その4:目標型と展開型
いや、私は、そんなカチッとテーマを決めるのは苦手なんです。
私は流されるように生きていくんです。
そうやっていろんなご縁がつながっていって、
想像もしなかったような人生ができていく、
こういう生き方が楽しいんです
って思う人もいると思います。
その考え方も、もちろんありだと思います。
作家の本田健さんが、
目標型と展開型という二つのパターンを示していました。
・目標型というのは、
目標はこれ、テーマはこれって、決めてまっすぐ進むパターン
・展開型というのは、
目標を決めずに、その時にあった出来事に合わせて展開していくパターンです。
この2つの分類に分けた時に、
私は展開型のパターンが適した人間だから、
テーマとか、夢とか、目標はちょっと、、、という方もいます。
ただ、この時に注意して欲しいのが、
これは本田健さんが言っていることですが
「漂流型になっていないか」ということです。
展開型であっても、
ある程度の方向性があると思うんです。
漂流型というのは、ただ流されているだけ、
気づいたら迷子になっている、気づいたら、抜け出られない場所に入ってしまっている、
今はまだ若いからいいけど、10年後、20年後に、
こんなはずじゃなかった、、、という風にならないようにするためには、
展開型であっても、
大まかなテーマを決めておくことって大事かなぁと思うんです。
違いは、
・具体的なテーマか、
・抽象的なテーマか、ってことだと思います。
具体的か、抽象的か、という2段階の分類ではなく、
そこには無数の別れ方があると思うんですね。
例えば、家を建てる場合、
・温かみのある家
・笑顔があふれる家
こういった表現は、抽象的ですよね。
・温かみのある一軒家でリビングに人々が集まれる家
こう表現すると、ちょっと具体的になりますね。
・海が見えて、2階建の4LDK、庭にはウッドデッキもあって、BBQができて、
人々が庭とリビングで集まって笑顔が溢れるような家
さらに具体的になりましたね。
展開型であっても、
キーワードみたいな感じで、大まかなテーマって決められると思うんですね。
例えば、
・「笑って死ぬ人生」とか、
・「人とのご縁を大切にする人生」とか
別に目標ではないですよね。
なので、あなたにあった具体度・抽象度でテーマを決めて欲しいなぁと思います。
関連記事▶︎自分がない人のための、振り回されない自分軸を作る7つのステップ
人生のテーマを決めないと損する理由 その5:レーザービーム
地球のまわりには、太陽が存在していて、
その大きな太陽が、世界中を照らしてくれています。
でも一人一人の人間の力って、太陽と比べると、すっごくちっぽけで
なかなか世界中を照らそうと思っても、照らせないと思うんですね。
でも、あなたのテーマに沿ったところだけに絞れば、
そこに光を照らしていくことって、できると思うんです。
その時に少し考えて欲しいのが
「レーザービーム」という考え方です。
レーザービームの正体って「光」です。
光ですが、ものを切断することができるんです。
すごいですよね。
切断って表現すると、
少し怖い感じがしてしまうかもしれませんが、
例えば、誰かを縛るような嫌な鎖を、
あなたの光で断ち切ることができると思ったらどうでしょうか?
普通に光をあてるだけでは、もちろんその鎖は切れません。
でもレーザービームみたいに、
一点に集中して光を集めれば、鎖を断ち切ることもできるんです。
あなたがテーマを決めて、
私はこっちの方向でいくんだって決めて、
そこに光を集めていけば、
あなたのエネルギーを集めていけば、
すごい力になるんです。
生きていると、色んなことがあって、
エネルギーが、どうしても分散してしまうと思うんです。
・私は器用じゃない
・私は才能がない
・私は頭が良くない
もし、そういう風に思うのであれば、
なおさら、このレーザービームのイメージで
「一点集中」というのを意識してください。
ここだけに集中する、ということができれば
これ以外のことはダメなんだけど、ここだけはやる、っていうことができれば、
すごい力になると思うんです。
そんなあなたを必要としている人が世の中には存在していて、
「あなたがいてくれてよかった」と言ってくれると思います。
あなたの人生のテーマを決めて、私はここに光を当てるんだ、ここにエネルギーを注ぐんだって
意識をぜひして欲しいなぁと思います。
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最後に大事なメッセージ
今日は、
人生のテーマを決めないと損する理由を5点ご紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
最後に一つ、
すごく大事なことをお話したいと思います。
それは「テーマは変えてもいい」ってことです。
テーマを決めて、こっちに行こうと思って、
「あれ、違う」と思ったら、
テーマはいつ、何回だって変えていいんです。
あなたの人生なんだから、あなたが決めていけばいいんです。
今よりも成長したあなた、今よりも経験をたくさん積んだあなたが
テーマを見直す、テーマを修正するというのは当たり前なことです。
それが成長です。
だから、現時点でいいので、今の時点でいいので、
一旦テーマを決めてもらえればと思います。
ざっくりとした、抽象度の高いテーマでもいいと思います。
「毎日笑顔で暮らしたい」でもいいと思います。
大事なことは、
まずそのテーマをあなたが決めるということです。
その上で、何度書き換えたっていいいんです。
大事なことは、
あなたが「今」決めることです。
今頭の中で思いついたことを
一度言葉にして、文章として保存しておくことです。
これによって、一度あなたの頭に刻み込まれます。
そして違ったら、あなたの好きなタイミングで変えればいいんです。
そして、あなたのテーマを決めたら、
できるだけ、そのテーマに沿った人生を生きることです。
「毎日笑顔で暮らしたい」というテーマであれば、
今この瞬間、今日を笑顔を意識して生きることです。
周りの人の笑顔、自分の笑顔を意識して生きることです。
今の人生をより良くするために、
今の選択をより良くするために、
あなたの人生のテーマを決めていただければと思います。
今回の記事が何かの参考になったのであれば、幸いです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^