「転職しよう」と思って、転職相談にいったら、
「35歳以上は、転職できません」って言われた、、、そんな経験ないでしょうか?
今の会社をやめて、次の会社を見つけようと思って、
転職エージェントや、キャリアコンサルタントなどに転職相談に行ったものの
「35歳以上の転職は厳しいですね」とバッサリ言われてしまった、、、
そんな相談メッセージ、嘆きのメッセージが、僕のところに結構届くんですね。
・一定の年齢を超えてしまったから、転職はできない
・キャリアにブランクがあるから、紹介できない
・スキルや経験がないから、転職できない
そんな風に言われて、
悔しい思いをしている人も多いんじゃないかなぁと思います。
転職エージェントなんだから、キャリアコンサルタントなんだから、
「そこを見つけてくるのが、あんたの仕事でしょ」
って言いたい気持ちもすごくよくわかるんですが、
それを言っていても、
相手に愚痴っていても、問題は解決しないかなぁとも思いますので、
今日はそんな状態になってしまった時、
つまりは、
転職しようと思ったんだけど、
年齢でダメ、職歴でダメ、産休とか休職とかのブランクでダメ
そんな条件で、冷たく跳ね返されてしまった場合、
どう考えていけばいいのか?についてお話をしていきたいと思います。
<動画でもお話ししています>
ちなみに僕自身の場合ですが、
30歳過ぎて、子供も生まれて、
そこから会社を辞めて、新しい道のりに進みました。
僕の場合は、起業という道を選びました。
なぜかというと
転職しても、
結局、今の会社で感じているような不安や不満は根本的には解決されない
と思ったからです。
なので、僕は独立起業の道を選んで、
今は家族4人で石垣島に住んで、自由な生活を送らせてもらっています。
ちなみに
こちらの電子書籍にかなり詳しく書かせてもらっています。
(どうせ転職するなら、別の会社ではなくて、自由人へ転職しちゃいましょう、という考えの元
自由人になるためにどんな知識・スキル・マインドが必要なのか?を書かせていただきました)
(こちらの画像をクリックするとAmazonの販売ページへジャンプします。
Kindle Unlimitedメンバーは無料で読めます)
ということで、
個人的には、今の不満を解決するために、
起業という道も考えてもいいんじゃないかなぁと思いますが、
全ての方に、
起業が向いているわけではないと思いますので
今日は、転職に限ってお話をしたいと思います。
とはいえ、
そもそも会社員に向いていないってことも充分あると思います。
会社員向いていないのに、
会社員というフィールドで転職していても明るい人生は掴めないかなぁと思いますので、
その点だけはぜひご留意ください。
それでは、本題に入っていきます。
関連記事▶︎会社をやめたほうが良い人の特徴「5選」 【元 引きこもり】会社員が本音で話します。
この記事の目次
転職・仕事探しを「消去法」で考えていませんか?
こういう考え方をしている人、非常に多いなぁと思うんです。
例えば、
今の仕事の環境が厳しくて
ノルマが多い、怖い上司がいる、残業が多い
そんなことに不満を抱えて、
転職相談の場で
・「ノルマが少ないところがいいんです」
・「人間関係があまり厳しくないというか、怖い人がいないところがいいんです」
・「残業が少ないところがいいんです」
「●●じゃないところがいいんです」
こんな風に、
消去法のような考え方でお話をしていないでしょうか?
あなたが、こういう話し方をすると、
相手も消去法で、あなたに提案してくると思います。
・「今の年齢で、ノルマが少ないところは、なかなか見つけにくいですね」
・「この職歴では、あなたが望むような環境はなかなか難しいですね」
・「今のお仕事をあと3年ほど頑張って、スキルアップをしたらどうでしょうか?」
みたいに言われてしまう、と思うんです。
本当は、消去法ではなく、
積極的に、
「自分はこの分野でこういう仕事をしたい」
そのために、
・こんなスキルを身につけてきた、
・こんな勉強をしている、
・この分野に情熱を持っていて、
・世の中のここをもっと良くしていきたいと思っている、
といったような話し方が望ましいと思います。
こちらの方が積極的ですよね。
本当は、こういう「熱さ」が大事だと思うんですが、
きっと、
転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談している時点で
そんな「熱さ」を持っていない方が多いと思います。
そういったものがないから、
今の自分で働けるところ
消去法で残った選択肢がないかなぁと思って
相談に乗ってもらって
転職エージェントやキャリアコンサルタントも
消去法でリサーチをした結果、
・「全然残りませんでした」
・「あなたが今の年齢、今の職歴で転職するのは難しいです」
と言われてしまったりしていると思うんです。
もしくは、
消去法で残った仕事を運良く紹介されたとして、
例えば、
「オフィス文具の管理の仕事なら、ノルマも厳しくないし、残業も多くないし
あなたの年齢や職歴でも大丈夫ですね。希望の年収にも届きます」
と言われて、
「ラッキー、自分はツイている」と思って就職しても
きっと、
仕事にやりがいが感じられなかったり
また別の不満を抱えたりして、
今から3年後、5年後とかに
もう一度転職しようと考えていて
「40歳以上はちょっと、、、」みたいな、
さらに厳しい世界が待っているかなぁって思うんです。
だからここで
・消去法的に選んではダメ
・安易に選んではダメ
ってことを強くお伝えしたいと思います。
ちょっと悪い表現かもしれませんが、
転職エージェントや、キャリアコンサルタントが
あなたの一生を心配してくれることはないと思うんです。
目の前の職を探すことを仕事としてやっている人が
ほとんどだと思うんです。
でもあなたは
・あなたの人生を長期的に考える必要があって、
・これから何十年と働く必要があると思うんです。
であれば、
安易に消去法で決めない
できるだけ積極的に手を上げる
ってことをやってほしいと思うんです。
とはいっても、
なかなかこれが難しいと思いますので
そのための考え方、対策を3つご紹介していきたいと思います。
関連記事▶︎【やりたいことが見つからない】(起業・就職・転職・仕事探し)
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転職や仕事探しでやってほしいこと その1:棚卸し
これはよく言われること、当たり前なことですが
「棚卸し」とか「自己分析」というのを丁寧にやって欲しいと思います。
中でも僕は、「自分史」を作成することをオススメしています。
「自分史」の作り方について、詳しくはこちらの動画をご覧ください。
あなた自身が、
今までどんな人生を生きてきて、どんなことを感じて
どんなことが嫌で、どんなことが好きなのか?
これを自分自身でしっかりと理解していないと、
転職エージェントなどに言葉で伝えることもできないし
次の就職先を選ぶこともできないと思うんです。
意外と、自分のことって、
よくわかっていないものだったり、
過去のことを忘れてしまったりしているので、
「自分史」を時間をかけて作成することを
僕はお勧めしています。
先ほどご紹介した動画の中に、
自分史を書くための質問集も登録不要でダウンロードできるように
YouTubeの概要欄に記載していますので、そちらもぜひご利用ください。
地味なんですが、これが一番だと思います。
他の誰かが、あなた以上にあなたのことを理解してくれること
ってないと思うんです。
転職や仕事探しでやってほしいこと その2: 線をつなぐ
そして「線をつなぐ」ということを、次に考えてみてください。
もしよければ、
スティーブ・ジョブズさんのコネクティング ザ ドッツという
スピーチを見てもらえると理解できると思います。
こちらの記事でも書いていますので、ぜひ合わせてご確認ください。
関連記事▶︎スティーブ・ジョブズ氏 伝説のスピーチ「コネクティング ザ ドッツ」(3分でわかる簡単解説)
簡単に言うと、「コネクティング ザ ドッツ」だから、
「点と点を結ぶ」ということですね。
今までの人生を振り返ってみて、いろんな点があったと思うんですが、
それらの「点」と「点」を「線でつなぐ」ということをやってください。
この時に
「一貫性」「ストーリー」を意識して欲しいと思います。
人間は、ストーリーが大好きですし、
(退屈な授業は苦痛なのに、
映画を楽しめるのは、ストーリーが好きだからですよね)
一貫性のある人を信用すると思います。
例えば、
私は飽きっぽくて、昔から行き当たりばったりで
そんな人生を送ってきてしまった、、、
仮に、そうだったとしても、
それをそのまま話してしまっては、
一貫性がなくて「この人信用できないなぁ」と思われちゃいますよね。
また一貫性のない「バラバラの話」を聞いても、
ストーリー性がないので飽きてしまいますよね。
それでは、
・転職エージェントを巻き込むこともできないし、
・面接で採用をもらうことも難しいと思うんです。
だから後付けでいいので、
「コネクティング ザ ドッツ」のイメージで
点と点を線でつなぐ、
「一貫性」「ストーリー」を意識して考えて欲しいと思います。
例えば
僕だったら、
こんなキャリアがあるんですが、
・日本で子供向けのおもちゃの会社で働いた経験
・アフリカで、ボランティア2年間(青少年活動)
子供や若者向けにスポーツとかアートとかビジネスとかを教えた経験
・独立起業し石垣島へ移住
大人が楽しく生きたり働いたりするようなメッセージを配信
バラバラですよね。
こういう風に表現すると、
「ストーリー」も「一貫性」もないんですよね。
でもこれをつなげると、
こんな表現ができます。
—————————
もともと僕は父が、家にいて
あまり働いていないような感じの幼少期を過ごしました。
なので、僕は
子供にわかりやすい仕事、子供が笑顔になる仕事がしたいと思って、
おもちゃの会社に就職しました。
でも、大量生産、大量消費、売上目標、
そんな会社のやり方に疑問を感じ
アフリカに2年間ボランティアに行って、
日本の子供向けではなく
アフリカの子供たちが笑顔になるような活動をしました。
2年間の任期を終え、日本に帰国し
日本社会で働き始めましたが、
その時、大人たちが暗い顔をして
満員電車に乗り込んでいる姿を見て、衝撃を受けました。
こんな顔で大人が生きてたら、
子供が笑顔になんかなれるわけがない、
僕がやるべきことは、
子供を笑顔にすることじゃなくて、
まず大人を笑顔にすることだって思って、
独立起業することにしました。
大人が毎日楽しく生きて、
そんな背中を見て育った子供が「早く大人になりたい」って
笑顔で語れるような社会に一歩でも近づけていきたいんです。
—————————
どうでしょうか?
こういう風に表現すると、
バラバラだった経験が繋がっていきますよね。
「ストーリー」もあって
聞いていて、興味が沸くと思います。
こんなイメージで
「あなた版」をぜひ作ってください。
後付けでも構いません。
後付けでもいいですが、
嘘ではなくて、
自分にしっかりと落とし込められる内容を選んだ方がいいと思います。
例えば、
「環境保全」に全く興味がないのに、相手の印象がいいだろうからと思って
「環境保全」をストーリーに入れ込んでも
後々、ご自身が苦しくなってしまうと思うので
後付けでもいいから、
自分がしっくりくるものをつくる、これをやってみてください。
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転職や仕事探しでやってほしいこと その3: 線の延長線上を考える
先ほどまでで考えてもらった、「点と点を結んだ線」
過去から現在に至るまでの「ストーリー」
その延長線上にあるものを考えていきましょう。
もちろん、「延長線」という考え方ではなく、
まったく新しい道に進んでも、僕はいいと思います。
個人的にはそういう歩み方が僕は好きです。
ただ、きっと多くの方は、
今から、全く「新しい道」に進むということを真剣に考えると、
怖くてなかなか決断できないと思うので、
今までの道を
うまく活かした方が進みやすいと思うんです。
全くの「0」から始めるよりも、
きっと、今までの経験や知識を活用したい
思う方が多いと思いますので、
それであれば、
過去・現在を振り返ってもらった上で、
その先の道、延長線を考えて欲しいと思います。
ただ、ここで、気をつけて欲しいことがあって
それは、
例えば、過去があまり上手くいってなくて、
今もあまり上手くいってないから
延長線上の未来も上手くいかないんじゃないか、、、
みたいな描き方をしないことです。
点と点を結ぶんですが、
一直線で結ぶようなイメージではなくて
バラバラの点と点を結ぶようなイメージを持ってください。
過去の延長線上だけに
未来があるわけではないと思うんです。
僕が先程の例で
・日本の会社で働いて、
・アフリカでボランティアをして、
・今は石垣島に住んでたり、
(実は香港で3年間働いたこともあります)
バラバラですよね。
これからも、またいろんな点を置いて、
線で結んでいこうと思っていますが、
一本の直線ではないんです。
だから、過去の点を意識するんですが、
柔軟に柔らかい発想で、
新しい点を置くというのを妄想して欲しいと思います。
「35歳で働ける場所ありますか?」という
消極的な考え方ではなくて、
自分は、これからこういう人生にしていきたい
そのためにはこういうスキルを身につけたい
こういう人脈が必要だ、
こんな感じで、積極的に主体的に
次の働き先、次の点を見つけて行って欲しいなぁと思います。
そうじゃないと
仮に、次の働き先見つかっても、
きっとまた壁にぶつかると思います。
だって、こんなこと言ったら悪いですが
転職エージェントは、
きっとあなたの人生をどうにかしよう、あなたの人生を最高のものにしよう、
だなんて思ってないと思います。
思っていたら、
「35歳以上は無理ですね」とか、
「この職歴では無理ですね」とか、そんなこと言わないと思うんです。
でも
これを転職エージェントに期待するのも良くないと思っていて
それは仕方のないことなんだから、
だからこそ
積極的に自分はこういう人生にしていきたい、
そのために、次はこういうキャリアを選び取るんだってことを
考えて欲しいと思います。
そのあなたの前向きな気持ち、
情熱が、周りにも伝わっていって
不思議と新たなご縁を紹介してもらったりすると思います。
あなたがやりたい仕事、身につけたいスキルを見つけて
そこに情熱を持って
勉強したり、人に会いに行ったりしていたら
あなたを必要としている職場、
あなたを必要としている人は絶対世の中にいると思います。
ぜひここを考えてみてくださいね。
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最後のメッセージ:あなたのリスクは何か?
最後に大事なお話をします。
それは
「あなたのリスクは何か?」です
これを今一度はっきりしておきましょう。
あなたは「何を恐れているんでしょうか?」
きっと、その答えは
おそらく
「働けなくなって、お金がもらえなくなること」だと思います。
そう考えたら、
このリスクというのは
これから何十年という期間、スパンで
あなたの上に、のしかかってきます。
だとしたら、
「目の前の仕事」を、とにかく早く見つけること
が解決策ではないんです。
もう35歳以上だから、
早く転職先を見つけたい、
転職エージェントに、
手っ取り早く条件が合いそうなところを紹介してもらって
次の就職先を探そう、
ではないんです。
その後のこと長期的なことを考えた上で、
次のポイント、次の点を決めていく必要があります。
ぜひ長期的な視点で考えてください。
今日の記事を一回読んだだけでは、
上手く答えられないし、そんなの想像つかないよ、
と思うかもしれませんが、
だとしたら、なおさら、
この記事を何回も繰り返し読んでいただきたいと思います。
記事の上部に動画も再生できるようにしていますので、
耳で聞き流すだけでも構いません。
倍速でも構いません。
数回、10回と聞いていくうちにだんだんとわかってくると思います。
あなたの人生はこれからも続きます。
そして、
あなたの人生とこれから一生付き合っていくのは
あなた自身です。
転職エージェントでも、
キャリアコンサルタントでもないです。
あなたがこれからどういう人生を送っていくのか?
ぜひあなた自身の頭で考えていきましょう、
人生設計について、ゆっくりと考えたいと思ったら、
ぜひこちらもご覧ください。
関連記事▶︎【人生設計の立て方】(シート付き)3つの質問であなたの将来を設計しませんか?
今回の記事が何かの参考になればすごくすごく嬉しいです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^