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作家、コンサルタント
全国学校図書館協議会「選定図書」・アフリカ支援「絵本」・Amazonランキング延べ66部門1位
アフリカ２年 ⇨ 香港３年 ⇨石垣島５年目
個人で起業するというのが、当たり前な世の中になってきました。
「脱サラ」という表現はもしかしたらもう少し古いのかもしれませんが、
今はサラリーマンだけど、いつかは起業したいと思っている人に読んでもらいたいです。
なぜ脱サラして新しくビジネスを始めるのかを明確にする
なぜ新しくビジネスを始めたいのかを明確にしていきましょう。
「起業してみたい」と単純に思った、「サラリーマンはもう嫌だ」と思った、という考え方は
「きっかけ」としてはOKですが、実際に行動に移すまでにもう少し時間をとって
明確にしていきましょう。
１）なぜそのビジネスを行うのか
「楽だから」、「お金が儲けやすいから」みたいな自分だけのメリットではなく、
相手にとって、社会にとって貢献したいと考える理念を明確にしましょう。
例えば自分がビジネスをすることによって、
「XXの素晴らしさを伝えたい」
「XXな世の中にしたい」など
２）誰に対して行うのか
あなたのビジネスのターゲットを明確にしていきましょう。
１）をもとに、誰に伝えていきたいですか。
性別、年代、家族構成、趣味、生活スタイルなどを考えていきましょう。
３）誰が行うのか
１）、２）を行うあなたは、どんな人ですか？
どんな人が１）、２）を行うとより魅力的ですか？
あなたが進むべき方向を明確にしていきましょう。
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今の職場から得られているもの、嫌なところを明確にしよう。
今の職場が嫌で辞めたいと思っている人が多いようです。
転職ではダメですか？もう一度自分に問いかけてください。
絶対「起業だ」と思った方、以下をもう一度整理してみましょう。
４）今の職場から得られているものは何ですか？
実はいっぱいあるはずです。どんどん上げてみてください。
例えば、
安定した給料、肩書き、名刺、交通費、福利厚生、社会保険、文房具、接待費、
出張手当、両親からの安堵の声、家族の安堵の声、職場で出会う友人、
新しい仕事をする機会、など
５）会社を辞めたら得られなくなるものをあげてみてください。
例えば、
＊税関系の処理は自分でやらなければいけない
＊毎月の給料が安定して入ってくるとは限らない
など
６）今の職場の嫌なところを明確にしよう
例えば、
＊サービス残業をしなければいけない
＊上司から怒られるのが嫌だ
＊給料の水準が低い
など
７） ６）のうち、転職で解決するもの、解決しないものを分けてみてください。
給料の水準が高い、サービス残業しなくていい会社もあるはずです。
本当に起業しか解決策がないのかを考えてみてください。
８） ４）から７）を見直して、あなたが起業する理由をもう一度考えてください。
今得ているものを手放してでも起業したい理由はなんですか？
誰の幸せですか？どんな幸せですか？
起業をするための準備は整っていますか？
９）貯金はどのくらいありますか？
あなたのビジネスが安定するまでには時間がかかります。
今すぐ会社を辞めて、起業するとした場合、どの程度の期間を無収入で過ごせますか？
1年程度、無収入でも生活できる貯金があるのであれば、とりあえず安心です。
もし生活費1年分の貯金がない場合は、会社を辞めずに起業準備する方法を考えましょう。
会社を辞めて無収入になったとしても、所得税や住民税は特性上、前年分を支払う必要があります。
前年収入があった方は、今年無収入でも税金を支払います。
ご注意ください。
１０）家族の理解を得られていますか？
この決断は、あなただけでなくあなたの家族にも影響を及ぼします。
生活する場所、仕事をする場所、収入や支出、時間の使い方、など様々な変化が訪れます。
家族へ十分に説明をし、理解を得られていますか？
時間をかけて、理解を得られるような体制を整えていきましょう。
１１）事業計画は出来ていますか？
あなたのビジネスは、どんな物やサービスを販売しますか？
単価はいくらで、月間何個販売しますか？
原価はいくらくらいですか？粗利はいくらになりますか？
在庫の想定はどのくらいですか？
一人で運営しますか？人を雇いますか？何人くらい雇いますか？
人件費や運送費、賃料などはどの程度考えていますか？
当たり前ですが、この事業がプラスに転じないと
あなたの給料は安定しません。あなたの生活は安定しません。
考えすぎなことはありません。練って練って練りまくりましょう。
わからない方は、似たようなビジネスを行っているところへ行って、
どのような事業計画なのかを想像してみましょう。
仲間を作って、聞くのも重要だと思います。
リスクを負いすぎないで、行動しよう
１２）失敗を取り戻せますか？
例えば、今までサラリーマン生活２０年行って、貯金１０００万円貯めました。
「１０００万円を資金に、夢だったパン屋を開業します。」
確かに素晴らしい話です。でもその人にとってパン屋を開業し経営するのは初めてのことです。
本当に１０００万円かけてしまっていいのでしょうか？
もし失敗したらどうしますか？また２０年かけて１０００万円貯めますか？
１０回に９回は失敗すると思っていてください。
１０回に９回失敗しても成り立つ方法を考えてください。
先ほどの例では、
１００万円以下でパン屋をスタートすることはできないでしょうか？
工夫してみてください。
まずは、「別の人が焼いたパンを売ってみる」、
「インターネットでパンの宅配ビジネスをしてみる」
「持っている車を改造して、パンの移動販売をしてみる」
など、小さく始める方法を考えてみてください。
最初は失敗すると思っていた方が、実際に失敗した時に、夢をあきらめないですみます。
１３）ハイブリッドで起業できませんか？
サラリーマンを辞めて起業ではなく、サラリーマンをしながら起業ということはできませんか？
サラリーマンで一定の所得を得ながら、起業を少しずつ始めて、ある程度の収入が稼げるようになったら
サラリーマンを辞めるという方法です。
これによりリスクを軽減することができます。
１４）今の仕事が忙しすぎて、考える時間も行動する時間もない
今の仕事が忙しすぎて、事業計画も考えられないし、起業準備なんてできないという方は
僕は転職をお勧めします。
二つの方法があります。
①起業する分野に近いところに転職
例）パン屋さんで勤めてみる
②起業準備の時間が取れるところに転職
例）時間給の電話応対派遣スタッフ
今の仕事が忙しすぎて、次のアクションに進めないなら迷わず別の職場を探しましょう。
１５）あきらめないでください
起業というのは、会社員とは全く違ったルールに則って進行しています。
新しいゲームを始めるようなものです。
もしかしたら、今までの経験は全く役に立たないかもしれません。
失敗の連続かもしれません。
起業したら、「今みたいな縛られた生活からは解放される」と夢見ているかもしれませんが、
別の不安があなたの生活を縛るかもしれません。
でも諦めないでください。
一番最初に考えた「なぜそのビジネスを行うのか」という理念を大事にして、
少しずつでいいので進んでいきましょう。
応援しています。
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運営者 紹介
Mao
【プロフィール】
Mao / 岩田 麻央（いわた まお）１９８１年生まれ 東京都出身 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
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■著書一覧
＜全国学校図書館協議会「選定図書」＞
・『このままでいいの？
あなたの人生を一緒に考えて、答えを作り上げていく本』＜Amazonランキング延べ【６６部門】で１位を獲得＞
・『起業コーチ』
・『人生を変える 神様からの31の質問』
・『主婦・ママ向け 人生を変える 神様からの31の質問（２）』
・『学校では教えてくれない 楽しい人生をつくる教室』
・『学校では教えてくれない 自由な人生をつくる教室』
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