こんなに一生懸命働いているのに、なぜか給料が上がらない
「なんでなの?」「不公平だ」「ケチな会社だ」そんな風に、思っていないでしょうか?
今日はこんな風に考えている方が、
「知らずに損をしてしまっていること」をお話ししたいと思います。
毎日のように朝から晩まで働いている、残業もしているし、休日出勤もしている、
言われた仕事もこなしているし、
下手したら、周りの人よりも、働いている、
でも、頑張っても給料は上がらない、、、
その意外な理由をご存知でしょうか?
今日は、「頑張っているのに給料が上がらない」という方に向けて
知らずに損をしてしまっているかもしれないことをお話ししたいと思います。
前半で、意外な理由として「給料が決まる仕組み」をお伝えして
後半で、ではどうすればいいか?3つの対策方法をお届けしていきます。
あなたがこれから頑張る方向性が変わっていくと思いますので、
ぜひ今日の記事を最後までご覧ください。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
給料が上がらない意外な理由:「給料を決める仕組み」とは
まず前半部分として「給料を決める仕組み」をお話しします。
いきなり本題に入りたいんですが、
そもそも一般的な日本企業における
「給料」は「頑張ったら上がる」という計算式で算出されていないということです。
ここを勘違いしていて、
「頑張れば、報われるんだ」、「頑張れば、収入が増えるんだ」と思っているかもしれませんが、
そもそも、基本の計算の仕方がそうではない、ってことを
まず認識するべきだと思います。
頑張った分だけ、収入を増やしたいと思う方は
独立したり、もしくは、いわゆるフルコミッション(成果報酬型)の企業に身を移す方がいいいと思います。
(こちらについては、後半いくつかアクションプランのご紹介していきます)
これらであれば頑張れば頑張る分だけ、収入が増えます。
(ここでの「頑張る」というのは「努力量」ではなくて「成果・価値」のことを指します)
反対に「成果・価値」が出せなければ、収入にはなりませんが、
ちゃんと頑張った分だけ、結果を出した分だけ
収入にダイレクトに結びつくという意味では、こっちの方が清々しいですよね。
僕はこっちの方が好きだなぁと思います。
少しだけ僕の話になりますが、
僕の場合は、
以前は、東京で会社員をしていました。
会社員の時、めちゃくちゃ頑張って働きました。
入社2年目の時に抜擢されて、
7年目の方と同じような仕事量・責任を任されました。
上司に、うまく言いくるめられて、朝から夜中までがむしゃらに働きました。
でも、給料はどうかというと、
7年目の方に比べて低かったんですよね。
もちろん残業代とか、評価というのはあると思うんですが、
基本のベースとなる、
いわゆる基本給は、年功序列で決められていたんですね。
29歳の頃も、会社員をやっていたのですが、
当時もまた、朝から夜中まで働いていました。
身体を壊すまで働きました。
結局これで、引きこもりになってしまったんですが
・できるだけ一生懸命働こう
・できるだけスピードを速く働こう
・できるだけ長く働こうとしていました
少し主観も入っていますが、
周りの人の1、5倍ほど働いていたと思います。
目を真っ赤にして働きました、
(実際、目の病気にもなってしまいました)
*「目の病気」になったときのことについては、コチラの記事で書いています。
関連記事▶︎「一生治らない病気」とお医者さんに診断されたけど、治った時の話
引きこもりになったり、病気になったりするまで頑張って働いたのに
収入は変わりませんでした。
むしろ、そんなに働いていないんだけど、
上司と飲みにいって、仲良くなって、気に入ってもらえて
評価してもらった方が、
赤い目をして、一生懸命働く自分より評価が高くって
もらえる給料も多くって
「納得がいかない」「不公平だ」と思った時期がありました。
でも、この考え方自体が
もしかしたら勘違いなのかもしれません。
そもそも
ほとんどの日本の会社は「成果型」ではないんです。
給料というのがどういう風に決められているかというと
日本の企業のほとんどは、
「必要経費方式」というもので計算されています。
それはつまり、
雇用されている人が、明日もまた働けるように
必要なお金(例えば家賃、光熱費、食費のような一般的に必要とされる経費)が計算されて
それを満たすように、給料が支払われています。
必要経費方式なんです。
だから、
こんなこと言ったらちょっと語弊があるかもしれませんが、
会社に来て、ゆっくり新聞読んで、たばこ吸って、
ゴルフの素振りをしているようおじさんが
一生懸命がむしゃらに働く若者よりも
たくさんの給料をもらっていたりします。
なぜなら、そのおじさんの方が、
子供を扶養している、親の介護が必要などの理由で、必要な経費が多くなりやすいんですよね。
そういう計算の仕方です。
これを知った時、僕は衝撃でした。
自分が働いたら働いただけ評価されて、給料が上がるのではなく、
成果に連動して給料が変わるのではなく、
ベースにある考え方は、必要経費方式なんです。
もちろん、
「ボーナスは成果報酬」という会社であったり、
一部の人は「異例の昇進」などをして給料が変わったり
ということはあるかもしれませんが
ベースにある考え方というのは、
基本的には必要経費方式なんです。
あなたが仕事で頑張ったからといって
その分、家賃が上がるわけではないですよね。
あなたが頑張ったからと言って、必要経費が増えるわけではないんです。
なので、
そもそも前提にある考え方が、
「頑張っても頑張っても給料というのは変わらないんです」
だから、こんなに頑張ってるのに
給料が変わらないのはおかしいじゃないかって訴えていても、
実は無駄です。
そもそも成果型の給料制度になっていなければ、
それは無駄です。
成果に応じて収入が欲しいと思うのであれば、
成果型の報酬がもらえるような外資系の会社などに転職したり、独立した方がいいです。
スポンサーリンク
いやいや、
ある程度、生活の保証が欲しい、
フルコミッションはきついとか独立する勇気はない、
そういう風に思うのであれば
それはもう、会社に守られているわけで、
確かに頑張ったら、その分、給料が欲しいと思うかもしれませんが、
仮に失敗して、会社に悪い影響を与えたとして
「あなたの3年分の給料返してください」と言われたら、
「そんなのひどい」って思うわけですよね。
であれば、そんな訴え自体、無駄なんです。
経営者側の立場になればわかると思うんですが、
成果に応じて給料を支払う方式を取って
とある従業員が成果が出せなくて、その家族が路頭に迷ったら、
その家族は、その会社や経営者に対してどんなイメージを抱きますか?
結構、最悪ですよね。
必要経費方式というのは
安心して働いてもらうのに適した考え方とも言えるんです。
さらに言うと、、、
必要以上のお金を払ってしまったら
きっと従業員の人たちは、辞めていくと思うんですよね。
「今年は給料2000万払います」
「来年は3000万払います」みたいな感じで多額の給料を払っていたら
「社長すみません、
もう一生分の資産が貯まったんで会社辞めます」ってなりますよね。
だから、
・必要なお金を払う
・必要以上のお金は払わない
ていうのがベースの考え方です。
あくまでベースです。
いやいや
「うちは必要なお金すらもらえていない」とか
いやいや
「うちは成果に応じて、ある程度給料上乗せされているよ」とか
そういうケースもあると思います。
会社や個人の状況によってばらつきはありますが、
ベースの考え方は「これなんだ」っていうことを知っておいてください。
これを知らずに
こんなに頑張っているのに給料が増えないって
言ってたって無駄です。
そんなことない!
我が社は頑張れば評価しているし、
評価されている人は、出世して、給料も上がっている、
私も頑張った結果、評価されて、給料も上がった、
という反論もあると思います。
でも、これは少数派です。
頑張った人全員が評価されるわけではありません。
評価されて出世して給料が上がる人がいる一方で
そうでない大多数の人が泣いているというのは
事実だと思います。
そもそも、正確に評価できるところなんてないんです。
ピラミッド型組織で、
評価制度というのを入れていて
評価する人、評価される人がいる時点で、
間違いなく主観的な、ばらつきは出ます。
そういうものです。
僕も会社員時代、それを感じました。
僕は会社員の時に、2年間休職して
アフリカにボランティアに行かせてもらいました。
その後、日本社会に戻った後、「引きこもり」をしました。
それでも、
同期の中で最速に近いくらいの速さで出世しました。
過去の動画で
「個人事業主マインドを持つことで出世しました」という話もしていますが
(こちらの動画です)
ぶっちゃけて言うと
単純に「上司に気に入られた」という方が大きいと思います。
その評価を聞いて、イライラした同僚も絶対いたはずです。
「あいつは、休んでばっかりなのにずるい」って思われていたと思います。
そういうもんです。
評価なんて、不公平なもんです。
「そういう組織で自分は働いているんだ」
って割りきちゃった方がいいと思うんです。
関連記事▶︎会社をやめたほうが良い人の特徴「5選」 【元 引きこもり】会社員が本音で話します。
スポンサーリンク
3つの対策方法 では、どうすればいいのか?
では、ここから後半に入っていきます。
基本的に、日本の会社の給料は「必要経費方式」で決まっているし、評価は主観が入って不公平なものだし、
頑張っても頑張っても給料が上がらないのは、ある種、当然なんだと理解してもらった上で、
その状況で働くのが嫌だと思うのであれば、
次の3つの選択肢の中から、
あなたにあったものを選んでいくのがいいと思います。
1)フルコミッション方の会社に転職する
とっても、わかりやすいと思います。
成果が出れば、収入につながります。
反対に、成果が出なければ収入になりません。
「頑張ってるんだから、もっと給料くれよ」って思うなら
こういう会社で挑戦してみるのもいいと思います。
自信がないなら、今の会社で守ってもらった方がいいのかもしれません。
ちなみにこういう会社は「売り上げランキング」とかが定期的に発表されたりして
「お前は、もうちょっと頑張れ」とか「あの人はこんなに売り上げていて、すごい」みたいな感じで
ノルマとか競争とかが激化しているケースも多いです。
(僕は、こういう雰囲気苦手なので、やっていません)
2)独立する
僕自身は、この選択肢を選びました。
独立して、不公平感みたいなものは、一切無くなりました。
評価する上司もいないですし、評価される同期・同僚みたいなものもいません。
「誰かと比べて不公平だ」と思う場面自体がないんですよね。
すごく清々しく働けていると思います。
ただ、会社辞めて感じることは、
「会社員の状態って、ある程度守られていたなぁ」ということです。
有給休暇があったり、
具合が悪くなったら代わりに働いてくれる人がいたり、
会社名という信用があったり、
税金の計算などをしてくれていたり、
1人になって気づく、会社のありがたみというのはたくさんあります。
僕自身はこっちの方が向いていますが、
全ての方に向いているわけではないので、次の方法もお勧めします。
ちなみにこちらの記事も参考にしてください。
関連記事▶︎起業しても成功しない会社員の特徴10選と、その対策法
3)会社員をしながら、副業
会社は割り切って、そこまで頑張りすぎず、そこそこやって
そして、余分な時間やエネルギーで副業する、
これなら、頑張った分だけ副収入が増えますし、
最低限の必要経費(給料)は保証されています。
これが今は一番リスクが少なくて、
不満も少ない方法なんじゃないかなぁと思います。
国も副業を奨励していますし、やりやすい世の中だと思います。
独立して、一本で利益をあげるよりもメリットもあります。
例えば、
・社会保険料を会社に半分負担してもらって、
副業の方は収入上がっても社会保険料が増えない
(独立すると、全額負担+収入増加分は、負担も増える)
・仮に副業がうまくいかず、赤字になってしまったとしても、
合算させることで、会社員の所得税などの還付を受けることができる
2つの仕事、2つの顔を持つことで、
コントロールできるものは増えるので、
この方法は、かなり最強なんじゃないかと思います。
僕が独立の準備を始めた8年前くらいはそういう風潮がなく、
「副業=悪」「副業=裏切り」みたいなイメージがあったので、
こういう選択は取れなかったんですが
今はこの選択が最適かもしれないです。
そして副業が本業を超えるようになってきたら、独立するというのが
低リスクなんじゃないかと思います。
会社で評価されている同僚がいたり、
出世している人がいたりして嫉妬することもあるかもしれませんが、
別の動画で「出世は必要ですか?」という話もしていますので
ぜひ興味があればこちらをご覧ください。
ぶっちゃけ、あんまり割りに合わない出世って多いと思います。
だったら、この副業作戦は、現実的に、かなりありだと思います。
関連記事▶︎会社にバレずに副業する方法5選 【完全保存版】
スポンサーリンク
最後のメッセージ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ちょっと「身も蓋もない」ようなお話をしてきてしまったかもしれません。
まぁそうですよね、
「そもそも頑張っても、給料は上がらないものなんだ」って言われても釈然としないですよね。
「じゃぁサボればいいの?」「頑張らない方が得なの?」
って思っちゃう人もいるかもしれませんね。
最後に僕の意見を少しお伝えしたいと思います。
それは、、
「お金のために働く」という考え方から、
一度脱却した方がいいんじゃないか、
ということです。
こういう考え方している限り、
ストレスが溜まると思います。
お金という、プラスなものを手に入れるために
労働という、マイナスなものを差し出しているって考えたら、
働いている時間は、辛いものになるし、
そして辛い思いをしながら頑張っても、給料も上がらない、
としたら、
その考え方をしていても、あんまり幸せになれないですよね。
だから、
「そもそも仕事は楽しい」という考え方からスタートをして欲しいんです。
仕事って、
自分のスキルを磨くこともできますし、
いろんな経験を積むこともできます。
誰かを助けたり、
誰かを喜ばせたりすることもできます。
そんな素敵な経験ができて、
さらに、必要経費がある程度保証されている、って考えたら
すごく幸せな感じがしませんか?
そういう気分で働いていたら、
きっとそんな明る気分で働いている人のところに
人が集まるようになってきて
気づくと出世していたり、給料も上がっていたりって
ことだってあると思います。
「なんで給料上がらないんだ」「不公平じゃないか」って
しかめっつらで働いて、ストレスを撒き散らしていたって、
きっとご本人も辛いですし、
ストレスが溜まって、僕みたいに引きこもりになったり、
もしかして医療費がかかって、お金が減ったり
周りから人が離れていって、
結局、評価されなくて、給料もあがらない、
みたいな悪循環になっちゃうと思うんです。
だから、
「我慢して頑張る」という、辛い方向に向かって進むんじゃなくて
今の目の前の仕事を楽しむとか、
周りの人と楽しく働くとか、
そういう風に思って働くのがいいかなぁと思います。
「そんなの納得いかない」「今の仕事が楽しめない」ってことであれば、
独立しちゃえばいいと思います。
いきなり独立できないのであれば、副業から始めてもいいと思います。
今の世の中の仕組みを理解して、
あなたが気持ちよく生きていけるように気持ちよく働いていけるように
あなたにとってよりよい選択をして行動していくことが大事だなぁと思って
こちらの記事をお届けしました。
何かの参考になれば嬉しいです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^