「会社を辞めたい」でも、お金が不安で会社が辞められない、
そんな風に思っている方に向けて、
今日は「会社辞めたいんだけどいくら貯金したらいいの?」の考え方について
お話をしていきたいと思います。
会社辞めたい、会社辞めて転職したい、独立したいそんな風に思う方も多いと思います。
でも会社辞める時って、やっぱりお金の不安がありますよね。
会社辞めたものの転職できなかったらどうしよう、
会社辞めたものの独立してうまく結果を出せなかったらどうしよう、
そんな時に向けて「いくら貯金しておけばいいんだろう?」って悩みますよね。
本当は会社辞めて、すぐに転職できたり、すぐに独立して安定した売上を作ることができて、
お金の不安なく、スムーズに次の場所に移るのが理想ではあるんだけど、
なかなかそんな理想通りに出来ないってケースも多いと思うんです。
忙しすぎて、次の準備が出来ない、今が辛すぎて、次のことを考えてられない
とにかく次にいくために、会社を辞めて、スッキリして考えたい
そんな時、「今の貯金で、本当に足りる?」って不安になったりしますよね。
今日の記事を読んでもらうことで、
あなたが会社を辞める時に、いくら貯金しておけばいいのか
について5STEPで具体的に考えることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
転職・起業に向けていくらの貯金が必要なのか?
言うまでもないことかもしれませんが、
ある程度貯金があると、精神的に安定して、次のステップに向けた準備ができます。
だから「貯金がある」に越したことはないんですが、
そうはいっても、今の時点で足りているかどうかを
ご自身で計算して確認することはすごく大事だと思います。
この線引きをご自身で出来るようになることによって、
周りの言葉とか、ウェブサイトの情報に騙されることなく、考えることができるようになります。
特に会社を辞めて、独立をお考えの方は、
このお金の動き、流れを把握していくことは、
今後の事業活動にとってもすごく重要なことになりますので、ぜひ丁寧にご覧ください。
で、気になるところが、
「いくら貯金しておけばいいのか?」ですね。
これは「100万円です」とか
「300万円です」とか、一概に、数字では表せないと思うんです。
当たり前ですが、一人一人生活環境・家族構成などが異なるので、
一概にこの数字が正解というのはお伝えできません。
(ウェブサイトなどで、平均の貯蓄額などを調べてもあまり意味がありません)
では、どう考えればいいのか?
まず最初に考えるべきは、金額ではなく、日数です。
つまり、
「何日あれば、次のステップに進むことができるか?」
これをまず最初に想定することだと思います。
関連記事▶︎お金を貯めたくて働いているのに、お金が貯まらない人になっていませんか?
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STEP1:会社を辞めて、次のステップにいくまでに何日必要か?
あなたにとっての必要貯金額を計算するにあたり、
「何日あれば、次のステップに進むことができるか?」を想定していきます。
その上で、
あなたの想定した日数の「2倍の日数」を設定することを
僕はお勧めしています。
例えば、
・転職までに「3ヶ月」必要であれば、その倍の「6ヶ月」
・起業までに「半年」必要であれば、その倍の「1年」で考えます。
もしかしたら体験したことがないかもしれませんが、
「会社を辞め収入が止まり、貯金残高が目に見えて減っていく」と言うのは、
想像以上に心理的な焦りを生みます。
焦ってしまうと、いい結果を出すのが難しくなりますし、
そんな日々を過ごすこと自体が、結構きついですよね。
だから「2倍の設定」を僕はお勧めしています。
今回の記事では、仮に必要期間が6ヶ月、
その2倍の日数として「1年」を想定して計算していきましょう。
STEP2:1ヶ月に必要なお金はいくらか?
必要な日数を想定してもらった上で、
次に考えることは、1ヶ月にいくら「お金が減るか?」という計算です。
これは、ここ2、3ヶ月ほどの家計の状況を振り返ることで
ある程度わかると思います。
例えば、家賃8万円、水道光熱費・ネット・携帯代 3万円 食費 3万円
みたいな感じで、実際に書き出していくことをオススメします。
実際の支出がよくわからない、
家計簿なんて面倒くさくてつけられないという方は
こちらのアプリがすごく使いやすいので、
ぜひやってみてください。
(クレジットカードや銀行口座と紐付けすることで自動的に計算してくれます)
あなたが1ヶ月でいくらのお金を使っているかを確認しつつ、
無駄な出費は極力減らしていきましょう。
例えば、洋服代、交際費、
こういったものは、
次のステップに向かう準備期間の間は、極力減らしていく方がいいと思います。
ここでは、
一旦、1ヶ月に使おうお金を「20万円」と想定しましょう。
そうすると、
先程、必要日数が6ヶ月間、2倍の想定で1年間でしたので、
20万円x12ヶ月=240万円という
仮の金額がでます。
まずは一旦この目安をつけることから始めましょう。
関連記事▶︎お金がないと不安になったら、まず知っておきたい20の常識
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STEP3:会社を辞める時にもらえるお金を計算しよう
ご存知かと思いますが、会社を辞めることでもらえるお金もあります。
それが「いくら位なのか」を具体的に調べることによって、
もう少し必要貯金額を減らせる可能性があります。
必要貯金額が240万円で、
仮に現時点の貯金が200万円だとして
「40万円不足している」としても
これからお話しするものが
その40万円を超えてくる可能性も十分にあります。
すでに必要貯金額の240万円を持っているとしたら、
これからお話するものが、上乗せされることによって
あなたの準備期間、必要日数に余裕を持たせることができます。
ぜひこれからご紹介するものによって
退職後どの程度お金がもらえるか?これを計算してみてください。
会社を辞めてもらえるお金1:退職金
一般的に知られている言葉なので、説明は不要だと思いますが、
あなたが会社を辞める時に、いくらの退職金がもらえるのか?
ということを計算してほしいと思います。
退職金という制度がない会社もありますし、
退職理由によって退職金が変わることもあります(自己都合退社、会社都合退社など)
また転職先によっては、
例えば競合に転職する場合は、退職金が払われないみたいな就業規則を設けているところもあります。
なので、まずは現在あなたが働いている会社の就業規則を確認し、
その中で、「退職規定」がどのように記載されているかを調べてください。
詳細に退職金の規定が書かれている会社であれば、
この規則を確認することで、退職金の金額をある程度計算することができると思います。
風通しが良ければ、人事部の方などに
「仮に今辞めたら、退職金がいくらもらえるか?」もしくは「退職金の計算方法を教えてください」と
問い合わせすることもできると思いますし、
周りに辞めた同僚や同期の方がいれば、参考までに聞いてみるのもいいと思います。
この金額を事前に確認することはとても大事なことだと思います。
会社を辞めてもらえるお金2:失業保険
会社を辞めた後、仕事を失うことによって、失業保険が払われる可能性があります。
全ての方がもらえるわけではありませんし、諸条件も退職理由によって変わってきます。
払われる総額は、働いていた期間や、年齢、もらっていた給料によって計算されます。
こちらも事前に計算してある程度、もらえるお金として見込んでいいと思います。
ただ、ここで注意なのは、あくまで「失業保険」だ、ということです。
つまり失業していないともらえません。
例えば、会社で働いている時に、独立しようと思って準備をし、
その活動が、すでに開業しているとみなされたら、
会社を辞めたとしても、あなた個人は失業していないので、
失業保険が受け取れない可能性があります。
この辺りもしっかりと調べて欲しいと思います。
会社を辞めてもらえるお金3:その他のお金
他にも、もらえるお金として、以下のようなものがあります。
例えば、会社の持株会などで購入していた株券の売却
会社によっては自社株を買うことを推奨し、持株会などに加入していることもあると思います。
会社を辞めた後、一定期間を過ぎれば、自由に売却できるようになります。
辞めてすぐに売却し現金化したいと思っても、
インサイダー取引に当たる可能性もあり、会社からの承認が必要だったり、
売却期間の規制があったりすると思いますので、、
事前に会社内の持株担当などに聞いてもらえるといいと思います。
他にも、税金の還付の可能性もあります。
今まで毎月ある程度定額でもらっていた給料が
年の途中でもらえなくなりますので、
確定申告をすることによって、
払い過ぎの税金などが返ってくる可能性もありますので
こちらもぜひやってみてください。
これらのもらえる金額をしっかりと計算することで、
事前に用意する必要貯金額を減らすことができます。
とはいえ、100%保証されているものではありませんので、
可能であれば「上乗せ」する感覚の方が精神的には余裕が生まれると思います。
関連記事▶︎【独立起業】会社を辞めて好きなことで独立するための12STEP (有料級 動画付き)
STEP4:会社を辞めた後、出ていくお金
残念ながらもらえるお金だけではありません。
反対に、出ていくお金もあります。
例えば、会社を辞めて、独立するとなると
国民健康保険 国民年金に切り替えて、ご自身で払っていく必要がありますし、
住民税もご自身で払っていく必要があります。
おそらく、この辺りの計算が面倒だと思う人も多いと思うので、
あらかじめ、STEP2で「2倍の日数」を想定してもらいました。
こういう予期していなかった出費で苦しくなるケースもあるので、
余裕を持って2倍の設定しておくことを強くお勧めします。
STEP5:さらに安心して活動するための方法
今までお話ししてきたことを整理すると
理想としては、
想定される必要日数の2倍の貯金を貯めた上で、会社を辞め、
退職金や失業保険などをプラスでもらって余裕をもって活動することですが、
なかなかこの金額を貯められないという方もいると思いますので
例えば、
退職後、アルバイトをするなどして、
少しだけでも収入を増やすという選択肢もいいと思います。
例えば、
想定日数6ヶ月→2倍の日数で1年間
1ヶ月あたり20万円の生活費で
合計240万円の貯金が必要という状況で
半分の120万円しか貯金できず、
退職金などもほとんど期待できない、、、
ってことであれば、
不足額の120万円を、2倍の想定期間1年間で稼いでいく
例えば、月10万円のアルバイトをしながら、独立起業の準備をする、
という考え方でもいいと思います。
とにかく大事なことは、
あなたの状況に合わせてしっかりと計算をするという考え方です。
これをやらない限り、
いつまでたってもお金の不安というのは消えないと思います。
また、
今回設定した日数通りにいかないこともあると思います。
その場合は、セカンドプランを考えておくとより安心できると思います。
例えば、退職後6ヶ月で、起業しようと思っていたけど、
6ヶ月経っても起業がうまくいかなかった場合、
こういったことも十分にあり得ると思います。
仮に240万円の貯金を用意していたんだけど、
6ヶ月経って、残りの貯金が120万円になってしまった、、
というケースですね。
この時、セカンドプランとして、
・アルバイトなどをして、貯金の減るスピードをゆるめていくのか
・今から3ヶ月以内に転職するように動くのか
こういったセカンドプランをあらかじめ想定しておくと
焦らずに行動できると思います
現時点で、例えばAという方向にいくと決めて、
仮にその期間を6ヶ月と想定して、
1年分の貯金を用意して動くんだけど、
うまくいかない場合、
いつまでを期限にして、Bのプランに進むのか、
これをあらかじめ想定しておくといいと思います。
特に独立を目指す人はこれを必ずやりましょう。
これくらいのシミュレーションがご自身でできないようであれば、
ビジネスを動かしていくというのは難しいと思います。
練習だと思って、プランA・プランBの
2パターンを持ってやってほしいと思います。
関連記事▶︎人生設計の立て方 3つの質問で、あなたの人生設計を作りませんか?
まとめ
今日は、会社辞めたいけど、貯金が足りるのかについて、
5ステップで具体的に考えていくという方法を簡易的にやっていきました。
これは退職時だけでなく、老後のシミュレーションなどにも役に立つと思います。
ぜひ、こういったお金の計算をする癖をつけてみてください。
お金の不安というのは漠然に考えていても消えることがないと思います。
あなたがその不安を消したいと思うのであれば、
できるだけ具体的に計算をすること、シミレーションしていくことを癖づけていきましょう。
今回ご紹介した方法をぜひまずは試してみてください。
その上で、あなたなりのアレンジを加えてみてほしいと思います。
何かの参考になったのであれば、幸いです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^