長い人生を生きていると、
人生がうまくいかない時ってありますよね。
人によっては、
「私は、今までの人生ずーっとうまくいっていないよ」っていう方もいるかもしれません。
人生がうまくいかない、仕事がうまくいかない、人間関係がうまくいかない、
こんな時、どんなことを頭の中で考えているか?
これを今日は、一緒に考えていきたいと思います。
この記事を読むことで、
自分の思い込みから、抜け出していくための
新たな考え・方法が見えてくると思いますので、ぜひご覧ください。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
こんなに頑張ってるのに、なんで人生うまくいかないの?
例えば、こんな風に考えていませんか?
なんで、私は、こんなに頑張ってるのに、
報われないんだろうか、、、
って思ったことありませんか?
自分はこんなに頑張っているのに、
周りから認められなかったり、誰からも褒められなかったり、
経済的に豊かになれなかったり、
その一方で、
周りを見渡してみると、
同僚は、
上司にうまく取り入って、出世していたり、
ネットやSNSを見ると、
自分よりも明らかに頑張ってなさそうな人が、
たくさんのお金を持っていたりして、
きっと運が良かっただけだろう、とか
きっと悪いことをしているんだろう、とか
こんな風に思ったことないですか?
人生うまくいかないと、
その原因を周囲の環境のせいにしてしまったり
反対にうまくいっている人を見て、
嫉妬したり、悪い想像をしたり、しちゃうことってありますよね。
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人生や仕事がうまくいかない原因は、、、
人生がうまくいかないとき、
実はこんな現象が起きていることが多いです。
ちょっと、難しい言葉ですが、
「認知バイアス」というものです。
どういうことかと言うと、
・状況や原因を正しく認知できていないんです。
・正しく状況を把握できていないんです。
これが人生や仕事がうまくいかない原因です。
この「認知バイアス」に気付いて、
どうやってその思い込みから抜け出していくのか?
について、お話をしていきたいと思います。
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(「カマスの実験」という面白いエピソードをご紹介していますので、ぜひよかったらご覧くださいね)
人生うまくいかないを抜け出す4分類の考え方
人生がうまくいかないと、
その原因を周囲の環境のせいにしてしまったり
反対に、
うまくいっている人を見て、
嫉妬したり、悪い想像をしたり、してしまったり
というような感じで
考えてしまうことってあると思います。
これを
今回は、4分類に分けて整理したいと思います。
(YouTubeでもお話をしていますので、動画でご覧になりたい場合はこちらからどうぞ)
・自分と他人
・うまくいっているとき(状況○)、うまくいかないとき(状況x)
これを上の画面のようにマトリックスにして
4つのパターンに分けて考えていきたいと思います。
この時、
どんな認知バイアスがかかりやすいか?というと
簡単に言ってしまうと、
・「自分」には優しい評価・甘い評価をして
・「他人」には厳しい評価、悪い評価をしてしまうんです。
こんな感じのイメージです。
(1)自分がうまくいかないとき(「自分」+「状況x」)
自分がうまくいかないのは、自分のせいではなく、
どこか外的要因のせいと考えがちな傾向があります。
たとえば上司が平等な評価をしてくれないから、会社がブラックだから、
そのせいで、うまくいっていないんだと考えてしまうことが多いんです。
(2)自分がうまくいったとき(「自分」+「状況○」)
反対に、自分がうまくいったときは外的要因ではなく、
内的要因のせいと考えがちな傾向があります。
つまり、自分が頑張ったから、自分がしっかりと努力したから
うまくいったと、考えがちなんです。
自分に対しては評価が「甘め」ですよね。
そして
(3)他人がうまくいかなかったとき(「他人」+「状況x」)
他人がうまくいかないのは、
それは本人が頑張っていないからだ、サボっているから、
愚痴ばっかり言っているからだ、という感じで、
相手のせい、つまり相手の内的要因のせいにしがちです
(4)他人がうまくいったとき(「他人」+「状況○」)
他人がうまくいったときは、
相手の正当な努力によるもの、ではなく、
たまたま上司との相性が良かったんじゃないか、とか
たまたま景気が良かったんじゃないか、とか
たまたま運が良かったんじゃないか、とか
そんな感じで外的要因のせいにしがちです。
他人に対しては、厳し目の評価をしがちなんですよね。
こんな風に捉えてしまう傾向が
僕たちにはあります。
これが「認知バイアス」です。
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認知バイアスから抜け出すための考え方
だから、この時に意識して欲しいことは、
「正反対」の意識です。
先ほどの「認知バイアス」と正反対に考えてもらうと、
うまくいきやすくなると思います。
こんな感じのアプローチです。
(1)自分がうまくいかないとき(「自分」+「状況x」)
うまくいかないのは、会社や上司などの「外的要因」のせいではなく
「内的要因」のせい、自分に原因がある、という風に考えて
自分の考え方や行動を見直します。
(2)自分がうまくいったとき(「自分」+「状況○」)
自分がうまくいったのは
「内的要因」ではなく「外的要因」のおかげもある、と考えます。
自分が頑張ったから、100%自分のおかげで成功したんだ
と考えるんじゃなくて、
周りの人が支えてくれたからできたんだ、と考えていきます。
(3)他人がうまくいかなかったとき(「他人」+「状況x」)
相手の内的要因だけに、原因があると責めるのではなく、
外的要因もしっかりと把握して、優しくサポートしていきましょう。
(4)他人がうまくいったとき(「他人」+「状況○」)
相手の内的要因、相手の努力を素直に褒めて、
一緒に喜んだり、尊敬の気持ちを伝えたりするといいと思います。
こういった感じで、
「認知バイアス」が起きやすいんだ、
まず、これを知るだけでも
この傾向に陥りやすいんだ、ということを認識するだけでも
正しい判断がしやすくなると思います。
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人生がうまくいっていない時は、何かを変える必要がある
「人生がうまくいっていない」という状態は、
言い換えると
「望んだ結果・状態」になっていない、ということですよね。
つまり、
何かを変える必要があります。
例えば、こんなことを想像して欲しいんですが、
プリンターで印刷して、
印刷した文章を読んでみると、
・文字が切れてる
・誤字脱字がある
として、
「あぁ、失敗した、うまくいってない」
って思って、
もう一度、その文章を、
何も変えずに、そのまま印刷しても、、
やっぱり
・文字が切れてる
・誤字脱字がある
ってなりますよね。
同じことをやっていても、
同じ結果が出るだけなんですよね。
だから、
何かを変える必要があります。
・文字が切れている箇所
・誤字脱字の箇所を見つけて
そこを修正していく必要があります。
そこを修正して、
プリンターで印刷し直して、
初めて、「よし、これで大丈夫だ!」
っていう結果になるんですよね。
これと一緒なんですよね。
うまくいかない原因、うまくいっていない箇所を見つけて、
そこを修正していく、そこを変えていく必要があります。
でも、そんな時、
先ほどご紹介したような
「認知バイアス」がかかっていたら、どうでしょうか?
自分の人生がうまくいかないのは、
自分は悪くない、外的要因のせいなんだ、、、
こうやって思っていたら、
なかなか変えられないですよね。
プリンターで印刷して
・文字が切れている、
・誤字脱字がある
これは、
プリンターが故障しているにちがいない
これは、
インクが切れているのが問題なんだ、
全く、
このプリンター会社は、何をやってるんだ
って、怒っているようなもんですよね。
まったく見当違いですよね。
仮に、プリンターが壊れているとしたら、
プリンターを修理するか、
買い替える必要がありますよね。
でも、きっと
新しいプリンターは買わないんですよね。
プリンターが悪いなら、
プリンターを買い直せばいいんです。
会社が悪いなら、
会社を変えればいいんです。
でもきっと、
新しいプリンターも買わないし、
会社も変えないんですよね。
自分の人生がうまくいかないことを
外的要因のせいにして
外的要因のせいにしているにも関わらず、
現状維持を選んでしまうんですよね。
(そして、「人生うまくいかない」と愚痴るんですよね)
こういう傾向があります。
人間というのは、こういう生き物なんです。
少なからず誰しもが持っていると思います。
僕も持っていると思います。
ぜひ、まず、これを認識して欲しいなぁと思います。
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人生や仕事がうまくいかなかったら、どうすればいいのか?
今回ご紹介させてもらったように、
まずは、こういう思考の癖がある、こういう考え方の傾向がある、
ということを意識してもらって、
「ちょっと待って、
もしかして認知バイアスかかってない?」
と疑ってほしいんです。
もしかして、本当は違うのに
「外的要因」のせいにしていない?
しかも「外的要因」のせいにしているくせに、
現状維持していない?
って問いかけて、欲しいんです。
外的要因のせいにするのであれば、
それが正しいと信じるのであれば、
一旦、その外的要因を取り除く行動をしてみればいいんです。
で、その行動をしたんだけど、
結果が変わらないんだったら、
もしかして「内的要因」だったのかもって思って欲しいんです。
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人生がうまくいく、2つのアプローチ
では、
この内的要因をどうやって正しく把握するか?
ここがポイントになりますよね。
これが意外と難しいんです。
この辺りの
やり方をご紹介していきたいと思います。
先ほどの4分類で、
他人がうまくいかないのは、
相手の努力が足りないから、
内的要因、ここができていないからという話をしましたね。
相手には厳しく考える癖がある、傾向がある、
という話をしてきましたが、
自分の問題、自分の要因を見つけようとするときに比べて
他人の問題、相手の内的要因は、比較的見つけやすいものなんです。
だから、これを利用して、
こんなアプローチを取ってみるといいと思います。
1)信頼する誰か別の人に指摘してもらう
自分の問題を見つけるよりも、
相手の問題の方が見つける方が簡単なのであれば、
このアプローチは効果的ですよね。
自分で考えるよりも、
別の人に考えてもらった方が、正確な結果を得られやすいと思います。
ただ、課題は、
その指摘を受け入れられるのか? っていうことです。
周りから、
「あなたはここが出来ていない」と言われた時に、
それを素直に受け入れられるのか?
これをちょっと考えてみてください。
認知バイアスがかかって、
内的要因を自分でうまく発見できない人は
よくある傾向として、
「自分のことを守ってしまいます」
相手から、
「あなたはここが出来ていない」
とストレートに言われたときに
「いや、そんなことない」と否定したり、
「でも、○○だから、しょうがない」と言い訳したり、
してしまうと思うんです。
なので、このアプローチだと、
なかなか素直に受け入れられないなぁと感じる方は、
2つ目の方法をオススメします。
2)自分で客観的に見る
自分で客観的にみて、
自分で自分の問題・課題にアプローチするってことをやってみてください。
主観的に考えるんじゃなくて、
もし他人だったら、もし相手だったら、もし周りの人だったら、
という感じで客観的に見てみるということを意識してみてください。
このアプローチに慣れてくると
先程の、信頼される誰かからのアドバイスも、
比較的、素直に受け入れられるようになります。
で、この時のポイントは「謙遜」です。
・自分は何でもわかっている
・自分は頑張っている
という風に考えてしまうと、ちょっと傲慢ですよね。
しかも、ちょっと主観的ですよね。
そうじゃなくて、謙遜です。
客観的に謙遜して
ご自身のことを観察して欲しいなぁと思います。
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最後のメッセージ
いかがでしょうか?
今日は、人生うまくいかないとき 自分の「思い込み」から抜け出す方法として
人生がうまくいくとき、いかないとき、自分、他人の4分類に分けて考えて
発生しやすい「認知バイアス」をご紹介しました。
この「認知バイアス」がかかりやすいことを意識して、
人生がうまくいかないことの原因・要因を
正しく発見するように努めると、
以前よりもうまく改善できるんじゃないかなぁと思って、ご提案させていただきました。
何かの参考になっていればすごく嬉しいです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^