この記事の目次
真面目すぎる人へ
まったく悪気はないんだけど、真面目すぎて、自分も周りも疲れる。ついつい気負いすぎてしまう、ついつい頑張りすぎてしまう、どうも根が真面目すぎて、、、そんな性格をお持ちの人に、真面目すぎることのデメリット、その原因、治し方について、順番に説明します。
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真面目すぎることの、デメリット
真面目な性格で「損した」「疲れる」「嫌われる」と感じたことないですか?
1)ちょっとした失敗で、信頼を失う
ほんと、ちょっとした失敗なのに、、、真面目な人ほど、ちょっとした失敗で、
「そんな人だとは思わなかった」と周りから信頼を失うケースが多いです。
えー、そんな失敗みんなやってるじゃん、あの人がやった時は、みんなが笑っただけですんだのに、
なんで自分が失敗した時だけ、周りの信頼や評価を失うんだろうか?と落ち込みながら、
「2度と失敗をするものか」と、さらに真面目に拍車をかけてませんか?
こんな損な気分を味わいたくはないですよね。。。
2)仕事量が増える
真面目な人ほど、仕事量が多い傾向にあります。
自ら、積極的に仕事を増やしてしまったり、周りから多くの仕事を頼まれたり、
仕事が多いのは、悪いことではないんですが、、、
「こういう細かい資料作るの得意でしょ?お願い、やっといて」と一言頼まれて、
頼んだ人は、さっさと「飲み」に行き、頼まれた自分は「残業している」みたいなケースありますよね?
3)「つまらない人」だと思われる
真面目すぎる人は、ミスも許してもらえず、丁寧に仕事をし、そして、仕事量も増えていき、
どんどん「仕事人間」になっていきます。
お昼休みにスタッフと食事に行っても、仕事以外の話題がなかったり、、、
気づくと、周りから「つまらない人」だと思われてしまいます。
代表的な3点を挙げてみました。これを読むだけでも、「なんだか、嫌だなぁ」って思いますよね。
「真面目な性格」って別に短所ではないと思っていたのに、、、なんか損しているなぁと感じますよね。
<動画解説もしています>
真面目な人ほど、バカをみる?
決して、「真面目な人」をバカにしているわけではありません。
僕もタイプとしては「真面目な人」に入ると思いますし、「いい加減な人」より「真面目な人」の方が僕は好きです。
でも「真面目」でいることで、先ほどのデメリットでもあげたように、
損をする、バカをみる、ことも、残念ながら多いんですね。
そんな僕たちを、救ってくれる言葉があります。
それは、マザーテレサさんの言葉です。
than work miracles in unkindness and hardness.不親切で冷淡にしながら、「奇跡」を行うより、
親切と慈しみをもって、「間違い」をした方がいい。
この言葉に救われることがあります。
要領よく、ずるくやって、うまくやるよりも、
真面目に親切に優しくやって、
間違えたって、バカを見たって、失敗したって、いいんだよ、
っていう、マザーテレサさんの優しい言葉を読むことで、
温かい気持ちにさせてくれます。
真面目すぎて、失敗して嫌になっちゃう、という時に、
僕は、この言葉を思い出すようにしています。
ぜひあなたもこの言葉を手帳などに書いておいてくださいね。
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真面目すぎる人の特徴
続いて、真面目すぎる人の特徴をいくつか見てみましょう。
1)完璧主義
細かいことが気になる、相手のミスが気になる、なかなか前に進まない、どうでもいいことに時間をかける。
2)八方美人
誰の意見も肯定してしまう、表面的にほめてしまう、愛想笑いが得意。
3)シミュレーション好き
様々な失敗パターンを想定する、細かいことまで考えすぎる、仕事が遅い、大きな結果を出しにくい。
4)評価を気にする
ほめられるのが嬉しい、怒られるのが怖い、100点でないといけないと思っている。
5)趣味がない 話題がない
仕事オンリー、雑談している余裕なんかない、人生つまらなそう。
6)頼るのが苦手
全部自分で仕事を引き受ける、お願いするのが苦手、自分でやったほうがいいものができると思っている。
あなた自身と被る部分ないですか?
さぁ、今こそ「真面目すぎる性格」とおさらばしましょう。
<完璧主義についての動画解説>
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真面目すぎる性格の原因はどこか
真面目すぎる原因はどこにあるのでしょうか?
それは、「何かに恐れている」ところに原因があるのではないかと思っています。
あなたは何に恐れていますか?大体の場合は、「周囲からの何かに恐れています」
それは、「周囲の評価」ではないでしょうか?
あの人にどう思われているか?ほめられたい、認められたい、怒られたくない、ダメなやつと思われたくない、など、
そういった周囲の評価を気にしていないでしょうか?
過去にこんな経験ないですか?
真面目に取り組んだことで、
「テストで良い点数をとって、みんなから羨ましがられた。」
「一生懸命書いたレポートが、先生に褒められた。」
そんな経験が、自分の中で宝物のようになっていて、それをまた「手に入れたい」と追いかけていませんか?
逆に、不真面目に取り組んだことで
「両親に怒られて、家の中で嫌な思いをした。」
「先生に指摘されて、クラスで恥ずかしい思いをした」
そんな経験が、自分の中でトラウマのようになっていて、もう2度とそんな思いをしたくないと思っていませんか?
真面目に行うことは、悪い事ではありません。
ただ相手の顔色を伺いながら真面目にやるというのは、
少し本質からずれているような気がします。
関連記事▶︎自由になりたいあなたへ、父が教えてくれた自由に生きる方法
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気負いすぎる人になっていませんか?
何事をやるにも、気負いすぎていませんか?
完璧にやらないと、約束を守らないと、期日を遅れるわけにはいかないと、
気負いすぎて、肩に力が入って、呼吸が浅くなっていませんか?
高いパフォーマンスを出すには、リラックスする必要があります。
気負いすぎている状態では、いい結果は出せないものです。
そんな時は、少しだけ深呼吸をしてみましょう。
少しだけ体を動かしてみましょう。少しだけ笑顔を作ってみましょう。
普段の生活にヨガやストレッチ、瞑想などを取り入れることもお勧めします。
真面目・気負いすぎを治す方法
少しずつ自分の生活の中に、「雑さ」を取り入れてみませんか?
まず、頭の中で、自分の「真面目すぎる性格」や「気負いすぎる性格」を治していくことは
「自分自身を成長させる課題」なんだと認識するようにしましょう。
真面目な人ほど、そういう捉え方をしたほうが、前に進みやすいと思います。
自分の性格や性質を周囲の誰かと比べて、「善悪」や「優劣」をつけていても意味がないんです。
あなた自身を成長させる課題だと思って、ぜひ「雑さ」を取り入れる、ということを試してみてください。
例えば、こんなやり方を試してみましょう。
✅今まで、10個頼まれ事をして、10個全てに対応していたのであれば、5個にして、残りは断ってみましょう。
✅今まで、5個全て自分でやっていたことがあれば、1個を誰かに頼んでみましょう。
こういうことをやっていると必ず、「軋轢」がうまれます。
例えば、資料のクオリティが下がって、上司から小言を受けたり、
やっていないタスクが見つかって、誰かから文句を言われたり、します。
今までは笑顔で頼まれごとを受けてくれていたのに、「最近、冷たい」「変わっちゃった」と言われることもあると思います。
それも「あなたを成長させる課題」だと思いましょう。
一つ一つの言葉で、あなたが、もし落ち込むとしたら、まだまだ「真面目すぎる」証拠です。
周りから怒られるのが怖い、どうも「自分に自信がもてない」という場合は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
関連記事▶︎「自分に自信がない」を克服する具体的な方法【完全保存版】
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真面目をやめる
先ほどの方法で、少しずつ練習して、
「真面目をやめる」ということを取り組んでみてください。
また、あなたの周りにいる「真面目過ぎない人」は
どういう風に対応しているかを観察してみましょう。
大丈夫です。真面目すぎるあなたなら、細かいところまで観察できて、うまく「真面目すぎない人」の行動を真似できるはずです。
真面目すぎることの長所、細かいところに気がつく長所を、こういうところでうまく活用して、
少しずつで、いいからやっていきましょう。
自分の性格が変化すると、「周りからの反応が怖い」と思う人もいると思います。
でも、大丈夫です。
あなたの性格が変化していっても、周りの人はだいたい3ヶ月程度で馴染んできます。
(「人の噂は75日」という諺がありますよね)
最初は違和感があるかもしれませんが、少しずつ、周りが順応し、
3ヶ月後には受け入れてくれる状態になります。
今までは、完璧主義者だったあなたが、3ヶ月後には、
適度に「抜け」があって、一緒に働いていて楽しい人、そして、もちろん、細かい仕事もできて、仕事の質も高い、と
信頼される人になって行きます。
不真面目な人が、細かい作業をできるようになっていくよりも、
真面目すぎる人が、適度に力を抜く方法を覚えていくほうが簡単なんです。
そう思うと、自信を持っていいんです。
すこしずつ、力を抜いて、やっていきましょうね。
最後に、一つだけ注意点があります。
それは、すべての行動に
「相手に対する信頼と感謝」を込めるのを忘れないで
ということです。
真面目すぎる人は、自分に厳しい分、相手にも厳しくなる傾向があります。
人によっては、相手を見下す傾向の方もいます。
すべての人に「信頼と感謝」を込めるのを忘れないようにしましょう。
そうしたら、必ず、すべてがうまくいきます。
相手に対する信頼と感謝を込めながら、
少しずつ「雑さ」というのを試していってくださいね。
応援しています。