慣れ親しんだ会社を辞めるのが怖い
慣れ親しんだ場所から引っ越すのが怖い
慣れ親しんだ人間関係が居心地がいい
こんな感じで、今までの自分、過去の自分が気になってしまって
なかなか新しい行動ができない、、、
そんな状態になっている方に向けて、
どうやって過去の自分を切り離して、新しい挑戦や新しい行動に踏み出していけばいいのか?
3つのポイントに分けて、お話ししていきたいと思います。
<動画でもお話ししています>
過去を断ち切って行動する「3つの方法」ということで
1)すっぱいブドウの話
2)具体的な手順
3)ノミの実験
この3つに分けてお話ししていきたいと思っています。
ちなみに、前回の記事で
「難破船と3人の乗客」という動画を投稿させてもらって
▼こちらの記事です▼
【不安で行動できない】怖さに負けない、とっておきの考え方(起業・転職・移住など)
「行動できない」状態を、
どのように「行動できる」に変えていけばいいのか?
というお話をさせてもらったところ
こんなメッセージが届いていたんです。
難破船の話とっても面白かったです。
でもやっぱり私は船を降りるのが怖いです。
船を降りたほうがいいとわかっていても、
ずっと慣れ親しんだ船を降りるのは怖いし、船の降り方もわかりません。
もう少しヒントご教授いただけないでしょうか
なので今回は「新しい挑戦」をしようと思っても
やっぱり怖い、、、
今までの過去、慣れ親しんだ場所、慣れ親しんだ自分を切り離していくのが怖い
こんな時にどういう考え方をすればいいのか?
というお話をします。
【行動できない】1つ目のお話:すっぱいブドウ
まず最初に『すっぱいブドウの話』をしていきたいと思います。
この『すっぱいブドウの話』はイソップの昔話に出てきているものです
それをちょっと簡単にしたものを
ここでは、
ご紹介したいと思います。
大きな実をつけた立派なブドウの木を見つけました。
そのキツネは、そのブドウの木から
もぎ取ろうとするんですが
なかなか、実をもぎ取ることができません。
なぜかというと、
その木が非常に大きくて、
そして非常に高いところにブドウの実がなっていたからです。
キツネがジャンプしても実に届きません。
頑張って頑張って、何度もジャンプしたんですが
実には、届きませんでした。
その結果、 キツネはブドウを手に入れるのを諦めます。
その時にこんなセリフを言うんです。
「なんだこのブドウはまだ十分に熟してないじゃないか」
「すっぱいブドウの実なんて欲しくないや」
こんな感じのお話です。
このキツネは、そのブドウを食べたわけではないので
そのブドウが、すっぱいかどうかっていうのは、本当は分からないんですよね。
でもそれが美味しいものだとしたら
やっぱりブドウが取れなかった後悔が残ってしまうので、
キツネは、
「すっぱいブドウの実なんて食べたくないや」って
自分に言い聞かせることによって我慢しよう、諦めよう、としたんですね。
この気持ち、共感できるところありませんか?
新しい行動をしようと思っても、
なかなかそれが手に入らない時、
もしくは、
新しい挑戦をしようと思っても、
怖くてなかなか勇気が出てこない時、
あちら側にいっても、そんなに楽しい人生待ってないんじゃないか、
向こう側にいっても、そんなに面白い事ってないんじゃないか、
こんなふうに言い聞かせて、
今の場所で十分だ、今の場所が自分には合っているんだと止まってしまう
こういったケース、あるかなあと思います。
どうでしょうか?
思い当たる節はありませんか?
で、なんでこの時に「行動できない」かというと
それは「壮大すぎるから」です。
非常に高い木の上になっているブドウの実を取ろうと思っても
なかなか取れないように
壮大すぎることに挑戦しようと思っても、
なかなか一歩が踏み出せなかったり、
諦めずに行動し続けることが難しかったり、すると思います。
問題は「壮大すぎるから」ですね
まずは低い木になっているブドウを探してみる
そこから始めてみたほうがいいですよね。
いきなり壮大な場所に行こうと思っても
なかなか手に入らなくて
・自分には向いていないんだ
・自分にはもともと無理だったんだ
・自分には才能ないんだ
って思い始めて、
そして、
あちら側に行っても
そんなに面白い人生ってないんだろうって
言い聞かせて、
今の場所に留まってる人って、すごく多いかなぁと思います。
なので、行動できない一つ目の理由として
「壮大すぎないか?」「大きすぎないか?」
ということをまず考えてほしいと思います。
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【行動できない】2つ目のお話:具体的な手順
続いて2つ目に入っていきます。
過去に縛られて行動できない理由の2つ目は、
「具体的な手順」です。
先ほどご紹介した「イソップのお話」で
「キツネがジャンプしてもブドウの実に届かなかった」という話をしました。
ジャンプしても届かない高すぎる木が目の前にあったわけです。
でも、
もしそこに「手順書」が置いてあったらどうでしょうか?
「こういう風にしたらブドウの実を手に入れることができる」
という手順書が置いてあったらどうでしょうか?
例えば
1)木の板を10枚集める
2)その板を組み合わせてはしごを作る
3)はしごを登るとブドウを手にすることができる
こういった具体的な手段が書かれている手順書が 近くに置いてあったら
キツネは諦めることなく
よしまずは、木の板を10枚集めるところから始めてみようか
って
感じになるかもしれないですよね。
探し始めて、その辺に木の板が転がってたら
「よしやってみよう」「まずは10枚集めてみよう」という
気になるんじゃないかと思うんです。
こういった感じで
簡単なところから、できそうな具体的な手順を作っていく
ということがポイントです。
例えば、
いきなり「転職しよう」と思っても
壮大すぎて、
大きすぎて、怖いと感じるかもしれませんが
「まずは転職サイトに登録してみよう」
これだったら、できるかなぁという気持ちになるかもしれません。
いきなり「移住」しようと思っても
怖いかもしれませんが
「まずは移住者の人の話を聞いてみよう」
これだったら、できるかもしれません。
step by step で、一つずつ手順を進めていけば
うまくできるようになっていくと思うんです。
いきなり高い木の上になっている ブドウの実を取ろうと思っても
・自分には無理なんじゃないか
・あのブドウは、すっぱいに違いない
・だから今の状況で我慢しよう
こんな風になっている方が多いと思いますので
この具体的な手順を考えられているか?
これをご自身に問いかけてみてください。
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【行動できない】3つ目のお話:ノミの実験
そして、3つ目として「ノミの実験」というお話を ご紹介します。
この実験、非常に面白いので、ぜひ読んでいってくださいね。
「ノミ」という小さい生物がいますよね。
その「ノミ」のジャンプ力が実は凄くて、
だいたい2メートルぐらい跳べるというふうに言われています。
この2メートルぐらいジャンプできるノミを
高さ50センチぐらいのビーカーの中に入れて
その上に蓋をかぶせます。
そうすると、
本来2メートルを跳ぶことができるノミは
蓋にぶつかってしまうので、
50センチ以上跳べなくなります。
いつも通りジャンプしようと思っても、
何度も何度も体を蓋にぶつけることによって、
だんだんと学習していきます。
しばらくすると、
蓋に体をぶつけないような高さで
ジャンプするようになるんです。
50センチ以内でジャンプをするようになるんです。
で、しばらくしてから、
この蓋をとります。
今度は、2メートル跳べるだけの環境が用意されているのですが、
ノミはその後も続けて、
50センチ以内でジャンプをするようになるんです。
この状況って
今の僕たちの状況と、
似ていると思いませんか?
本当はもっとできる能力、
本当はもっとできる才能が
たくさん秘められているのに
今まで育ってきた環境で
こういった感じの、
小さい箱の中に押し込められてしまって
・「こういうことをやってはダメなんだ」
・「こういうことをしたら危ない」
・「これが常識なんだ」
そういうふうに言われ続けてしまった結果
50センチ以上ジャンプするのを止めてしまったノミのように、
今の僕たちも、箱の中で小さく動いているような気がしませんか?
本当は蓋はもう存在していなくて
本当は2m ジャンプできる力があるのに
この育ってきた過程で
ここまでジャンプしてはダメなんだ、
ここまで行動してはダメなんだ、
と思い込んでしまって
できなくなってしまっているんじゃないかなと思うんです。
さて、
ここで一つクイズお届けしたいと思うんですが
では、このノミが、
もう一度再び2メートル跳べるようになるには
どうすればいいと思いますか?
このノミが本来の力を発揮できるようになっていくためには
どうすればいいと思いますか?
ちょっとだけでいいので考えてみてください。
どうでしょう?
分かりましたか?
正解は
2メートル跳べるノミを隣に置くことです。
隣に普通に2メートル跳べるノミを置くことによって
50センチしか跳べないノミは
横で、普通に跳んでいるノミを見て、
「あれ、もしかして
自分ってもっと跳べるんじゃない?」
って思うようになって
前みたいに2メートル跳べるようになっていくんです。
これが、ノミの実験の面白いところです。
つまり、あなたが
もっとジャンプしていきたい、
もっと行動していきたい、と思ったら
どうすればいいかというと、
あなたの周りに
「2メートル跳べるノミ」みたいな感じの人を置いておく
そういった環境に飛び込んでいくことによって
「あれ、自分も、もしかしたらできるかも?」と思えるようになってくる
ということです。
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【行動できない】を解決する大切なポイント
今日3点ご紹介してきました。
この3点に共通する大切なポイントがあります。
それは「過去のことを一切考えていない」ということです。
過去のことを一切考えず、
・木が高すぎるなら、低い木からやっていこう
・やり方がわかっていないから、進まないんだったら、具体的な手順を考えていこう
・行動できる人が周りにいるような環境に飛び込んでいこう、理想の人生を手に入れてる人の近くにいよう
どれも「過去のことを一切考えていない」んです。
つまり、
過去が断ち切れないのは、
過去に問題があるのではなくて、
今あなたが見ている前方の景色に問題があるということです。
ここを工夫する必要があるということです。
やり方がわからないから行動できない
周りにできている人がいないから不安になってしまう
だから、こんなことを考えてみましょう。
「前方の景色を変えるために
あなたがやることは何ですか?」
過去に問題があるんじゃなくて、
今あなたが見ている前の景色に問題があるんです
この景色を変えるためにあなたは何をやるのか?
今日ご紹介した3つをヒントに考えていただければと思います。
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最後のメッセージ
最後に一つだけ メッセージをお届けさせてください。
「あれは、すっぱいブドウに違いない」
こんな風にキツネは
自分に言い聞かせて自分を納得させた。
という話をしました。
「今のままでもしょうがない」
って納得させたんですよね。
このような状態に、
あなたはなっていないでしょうか?
「今のままでもしょうがない」
それで
あなたが心の底から納得できるのであれば
それでいいと思います。
でも、
頭の中で、ちょっとでも
「あのブドウって、めちゃくちゃ美味しかったんじゃないか」
「あのブドウって、めちゃくちゃ甘かったんじゃないか」
「今じゃない場所に、もっと素敵な人生があるんじゃないか?」
「新しい場所に、もっと楽しい働き方があるんじゃないか?」
と思っているのであれば、
そういう風に感じているのであれば、
少しだけ勇気をもって行動してみませんか?
あなたの中で
「自分は言い聞かせることができているのか」
これを確認してみてください。
「すっぱいブドウに違いない」と言い聞かせることができているのか?
それで納得できているのか?
そうではないのか?
本当はもっと楽しい人生あるんじゃないか?
本当はもっと楽しい仕事があるんじゃないか?
そういう風に思うのであれば
ぜひ一歩行動していってほしいと思います。
今回の記事が何かの参考になっていれば
すごく嬉しいです。
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^