「いつか会社を辞めたい」「いつか起業したい」
会社員という状態を卒業して、自由な人生を謳歌したい、
そんな風に思ってはいるものの、
ずーっと思い続けるだけで、
なかなか一歩目が踏み出せない、なかなか決断できない、
こんな風になっている方、多いかなぁと思います。
今日は「起業を決断できない」
「なかなか会社を辞められない」を乗り越える方法を
7ステップに分けてお届けしていきたいと思います。
<動画でもお話ししています>
この記事の目次
「こんな会社辞めてやる!」が口癖になっていませんか?
ちなみに、
この話をしている僕自身ですが
以前は、東京で会社員をしていました。
今は独立起業して、
「海沿いの暖かいところに住みたい」という妻の希望もあり、
家族4人で石垣島に移り住んで4年目となりました。
本や絵本を書いたり、
独立起業のアドバイスをさせてもらったりしているのですが
(こちら著書一覧です。画像をクリックしていただくと、Amazonの著者ページに飛びます)
そういった仕事をする中で、
やっぱり多くの人が、
「会社を辞めて、独立起業したい」と願ってはいるものの
その願った状態のままで、
ずるずる時間が経ってしまっているなぁと感じています。
僕が以前働いていた職場では、
こんな先輩が結構いました。
一緒に飲みに行くと、、、
「こんな会社辞めてやる、おれは独立して社長になるんだ」
って言っている先輩方です。
言葉では威勢の良いことを言っているものの、
一向に、辞める気配がない、、
こんな感じの人、周りにいませんか?
僕の周りには結構いました。
「あれ、先輩、確か去年も一昨年も同じようなこと言ってましたけど、
いつ辞めるんですか?」
って聞くと
「お前、うるさい」
って何故か怒られる、、、みたいな感じでした。
これでは「やるやる詐欺」だと思うんです。
こんな感じの状態になってはいないでしょうか?
こんな状態で、
大切な時間、大切なチャンスがどんどん失われていってしまうのって
本当にもったいないと思うんです。
今日は
この「決断できない」「いつか辞めてやる」っていう状態を
具体的に解決する方法を
7STEPに分けてお届けしていきたいと思います。
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会社をやめる決断術その1:道を決める
おいおい、
こっちの悩みは「決断できない」なのに、
いきなり、一つ目の見出しが
「道を決める」かよ、ふざけるなー!!
って思うかもしれませんが、
「決断」と「決める」、
この2つは違うものです。
「決断」というのは、
「決めて断つ」と書きます。
つまり、あなたが起業すると決断したら、
会社員という状態を断っていく、ことになると思うんです。
その前段階として、
「決める」ということをしてください。
何を決めるのかというと、
それは、
・会社員という状態でこのままいくのか、
それとも、
・ゆくゆくは会社員を辞めて、独立起業の道にいくのか、
これを決めるということです。
別にどちらが正しい、
どちらが正解ということはないと思います。
大事なことは、あなたが決めることです。
別に今のままでもいいんです。
ただその代わり決めたのであれば、
自分で決めたんだから、その道へ進むことを
愚痴ってはいけないと思うんです。
会社を続けるって決めたのに、
「こんな会社辞めてやる」とか、
「こんな仕事やってられない」などと
愚痴ってはいけないと思うんです。
愚痴るくらいなら、
違う道を選んだ方がいいと思うんです。
まず一つ目として、
あなたの道を決めてくださいね。
ちなみに、あなたの胸に聴いてもらえたら、
どっちの方向にいきたいかはすぐにわかると思います。
こういう時は、頭で考えず、胸に聴くのがおすすめです。
拙著で恐縮ですが、
会社を辞めて、もっと自由になりたいと思ったら、
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会社をやめる決断術その2:期限を決める
さきほどは、
ゆくゆく「どの道に行くのか」という風に決めてもらいましたが、
これだけでは、
そのゆくゆく、「いつか」というのはやってきません。
待ってるだけでは、やってこないんです。
あなたが積極的に動いていく必要があるんです。
だから、次に考えることは
「期限を決める」です。
「いつか」ではなく、
「いつなのか」を決めましょう。
で、
この時に注意点があるんですが、
例えば、
「3年後に独立する」という決め方をしちゃうことです。
これのどこがダメかというと、
「3年後に独立する」と考えると
明日も
「3年後に独立する」と認識します。
1ヶ月後も
「3年後に独立する」と認識します。
下手したら、
1年後も
「3年後に独立する」と言ってます。
全然、期限が迫ってきていないですよね。
「やるやる詐欺」の誕生です。
これじゃダメです。
だから、
仮に「3年後に独立する」と考えた場合は、
3年後の
「20○○年○月○日」に独立するというのを
明確に決めて欲しいと思います。
もちろんこの日程は、
実際には、ずれがあると思います。
ピッタリその日にできる人は
なかなかいないと思います。
それでもいいんです。
それでも期限を決めることに意味があります。
またこの時に、
最長でも「3年」にした方がいいと思います。
できれば1年から2年くらいの
期限にしておいた方がいいと思います。
3年後って意外と遠いんですよね。
3年間も意識を継続できる人ってなかなかいません。
最長で3年、できたら、1、2年あたりで、決めて欲しいと思います。
(3ヶ月後、半年後でも構いません)
関連記事▶︎【会社辞めたい】いくらの貯金が必要? 5STEPで具体的に考える方法
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会社をやめる決断術その3:見えるところに貼る
あなたが決めた道、あなたが決めた期限を
見えるところに貼りましょう。
壁に貼る。鏡に貼る、寝る部屋の天井に貼る、
どこでもいいです。
毎日見えるところ、毎日目に入るところに貼ってください。
そうじゃないと、決めたことを忘れちゃうんです。
あなたが書いた文字は、勝手には書き変わりません。
あなたがしっかりと貼った紙は、勝手には剥がれません。
でも頭の中で思い浮かべているだけでは
忘れちゃうんです。
だからこれを必ずやってください。
「恥ずかしい」とかって言ってる場合じゃないんです。
壁にはる恥ずかしさと、
自分が進みたい道に進む可能性のアップ
天秤にかけたら、
人生でどちらを求めるかって言ったら、
絶対に、
あなたが「進みたい道に進む可能性のアップ」
を選択した方がいいと思います。
壁に貼らなくても、
できる人はできると思います。
でも、決断できない、一歩前に進めないと思っている人は、
壁に貼った方が、確率は上がると思うんです。
ぜひこれをやってください。
これはすぐにできます。
忘れずに、今すぐにでもやってください。
関連記事▶︎「挑戦する勇気」恐怖や不安に負けずに挑戦する具体的な方法
会社をやめる決断術その4:人生プランを決める
例えば、
あなたが3年後の2024年12月31日に、独立起業すると決めて
それを壁に貼ったとしましょう。
その素直さ、本当に素晴らしいと思います。
ここまでできる人、
おそらくこの記事を読んでいる人の
「10人に1人くらい」です。
だから、すごいと思います。
で、その上で
「人生プランを決める」ということをやってもらうと
さらにもう10人に1人に入ってくると思います。
3年後に独立起業したとして、
あなたの人生は終わりません。
むしろ独立起業はスタート地点です。
よくある間違いですが、
例えば、就職活動中に
「この会社から内定をもらう」
→内定がゴールではありません。
試験勉強でも、
「この大学に合格する」
→合格がゴールではありません。
会社を辞めて、
「独立起業する」
→独立起業がゴールではありません。
どれもスタート地点に立ったに
過ぎないんですよね。
・そこから何をしていくか?
・そこからどんな人生にしていくか?
・そこからどんな仕事をしていくか?
この辺りを考えた方がいいと思うんです。
これは、大枠で構いませんので、
あなたの人生が、
例えば、残り50年とか、残り80年とか、だとして
これからの残り時間で、
どんな人生にしていきたいのか?
この辺りを考えて欲しいなぁと思います。
人生設計の立て方については、
こちらの記事で丁寧に解説していますので、合わせてご覧ください。
関連記事▶︎【人生設計の立て方】(シート付き)3つの質問であなたの将来を設計しませんか?
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会社をやめる決断術その5:中長期プランを考える
先ほどは、人生全体の設計を考えよう、
という話をしたんですが、
これだと、おそらく
漠然とし過ぎていると思うんですね。
・老後はこういう生活がしたい
・孫と、こんなことをしていたい
・お金ができたら、学校を建てたい
・時間をつくって、世界一周をしたい
そんな感じのことを書いている人が
多いと思うんですが、
少し、「ふわっと」してますよね。
会社の計画とか、売上目標とかとは違って、
漠然と、「こんな感じかなぁ」で書いていると思います。
これをもう少し具体的にするために、
5年から10年程度の中長期プラン
というのを考えて欲しいと思います。
2年後の何年何月とか、
3年後の何年何月とかに独立する
これが「ゴール」ではなくて
「スタート地点」ですね。
この後、どうしていくのか?
独立した後、何をするのか?
この中長期プランを書いてみてください。
ここが決まらないと、
おそらく、あなたの「独立する」という目標は
形だけになってしまいます。
「会社に入る」「大学に入る」
こういった選択肢なら、
上司や先生が
あなたに「やること」を提示してくれると思いますが、
「独立する」という選択肢の場合、
あなたに指示する人はいなくなります。
だからこそ、
独立した後、その後、数年で何をするのか?
これを書いて欲しいなぁと思います。
関連記事▶︎【独立起業】会社を辞めて好きなことで独立するための12STEP (有料級 動画付き)
会社をやめる決断術その6:通過点にする
中長期プランを作って、
最初のあなたの目標である「独立する」というものを
通過点にして欲しいなぁと思います。
通過点なので、
若干通過するタイミングがずれてもいいと思うんです。
大事なのは、
その後も歩き続けられる、
その後も走り続けられる、
ということだと思います。
この意識を持ってください。
当面の目標は、独立起業ですが、
独立起業はゴールではなく、単なる通過点です。
その後何したいか、
ここを具体的にしていくことが大事です。
でもこれを、
今、具体的に書ける人は、すごく少ないと思います。
反対に言うと、
これが書けていないから、
「独立起業できていない」と思ってもいいと思います。
『明確さは力』という言葉があります。
明確にすることで、あなたが前に進む力を手に入れていくことができます。
中長期プランを明確に描いて、
その通過点として独立起業するという意識になれば、
遅かれ早かれ、あなたはその通過点を通過します。
僕がよく挙げる例え話ですが、
レベル10を目指して、レベル9になるより
レベル99を目指して、レベル30になった方がいい
という考え方です。
レベル10を目指して、達成率90%で終わるより、
レベル99を目指せば、達成率30%でもレベル30です。
当然レベル10はクリアしています。
当然、通過点は通過していきます。
独立起業を目指していては、そこに辿り着かないかもしれません。
その先を目指していれば、
通過点として、当然通過できるものです。
関連記事▶︎【やりたいことが見つからない】(起業・就職・転職・仕事探し)
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会社をやめる決断術その7:決断までの道のりをToDoにする
最後はこれです。
決断する際に、余計な感情が入ってしまうと
迷ったり悩んだりしてしまいます。
でも今回ご紹介してきた6個目まで、
しっかりとやってもらえたら、
あなたの望む人生の道のりというのが
ぼんやりと見えてくると思います。
そして
その道のりを実際に進んでいくためには
あなたは決断しないといけないんですよね。
そうじゃないと絶対に手に入りません。
例えば、あなたが
独立して世界中で講演会をしたり、
海外で翻訳されるような本を発売したりしたいという
「夢」・「中長期プラン」を描いているとしたら、
今の会社で、
今の上司と時間を過ごしている状態では手に入らないと思うんです。
だったら
決断を邪魔する感情は一旦不要ですよね。
なので、行動を機械化するために
ToDoリストに落とし込みます。
一気に全ての山を登ろうと思ったら、
面倒臭い、大変そう、辛そう、厳しい、怖いと思うかもしれませんが
でも、
「とりあえず、今日はこの一歩を進める」
だったらできると思うんです。
そして気づいたら、
「山を登っていた」という状態にしちゃえばいいんです。
そのためには、ToDoリストを作成することです。
会社を辞めるためにやることのTodoを
例えば、100個くらい書いて、
それを毎日ひとつ、やっていけば、
だいたい3ヶ月くらいで会社を辞められます。
これを具体的に書いて、
一つずつ作業をこなして、
ToDoリストにチェックを入れるのが
快感になってくるようになれば、
あなたは間違いなく、
気づいたら会社を辞めることができています。
例えば、
・退職願の書き方を調べる
・上司に退職相談のメールを下書きする
・業務の引き継ぎ書を作る
・失業保険でもらえる金額を計算する
・国民年金や国民健康保険への切り替え方を調べる
・お世話になった人リストをつくる
・お世話になった人に送るギフトを買う
などなど決断するにあたり、別の道に進むにあたり
必要なToDoを細かく書き出して、
順番にやっていけば、
大きな決断力を使わずに、気づいたら決断できています。
気づいたら新たな道に進んでいます。
「職願の書き方を調べるなんてまだ早い」と思うかもしれませんが、
仮にあなたが
「1年後に会社を辞める」と考えていたとして、
突然、「1年後に会社を辞める」ことなんて
できないと思います。
そのために
きっと乗り越えるハードル・ToDoは
100個位あると思います。
今からできることをTodoリストにまとめて、
できそうなところから、手をつけていくことができれば
気づけば、前に進みます。
人間不思議ですが、行動すると
やる気がでるものです。
「やる気がでない」「決断できない」と思っているだけでは
そのままの状態が続きます。
それを乗り越えるためには、行動をすることです。
行動していくと、やる気が出てきます。
決断力も上がっていきます。
そういう生き物です。
いきなり、会社をやめる決断ができないとしても、
・退職願の書き方を調べる
・上司に相談メールの下書きをする
こういったToDoならできると思います。
こうやって、
「気づいたら山を登っていた」という状態にしてもらいたいと思います。
関連記事▶︎【転職や起業が怖い】3つの恐怖心と向き合う方法
大事なメッセージ:決断の極意
最後に、宮本武蔵さんのお話を紹介します。
生涯無敗と言われた剣豪、宮本武蔵の戦い方です。
剣豪といえども、たくさんの人に囲まれたら
やっぱり分が悪かったようで
敵に囲まれた時には、
まず走って逃げたそうです。
そうすると、宮本武蔵を走って追いかけていきますよね。
走って追いかける人の足の早さに差がでるので、
1対1の局面が必ず生まれます。
1対1の局面になったら
そこで戦って、倒して、
また逃げて1対1になるまで逃げる
1対1になったら、戦って倒して、
そしてまた逃げる、
こんなやり方です。
これが決断の極意だと思うんです。
会社を辞める、独立起業する
これはすごい大変なことです。
1対100の敵に囲まれているような状態です。
これを倒そうと思っても、
一気には、なかなか倒せません。
だからToDoリストを作りましょう、という話を
最後のその7でお伝えしました。
大きな山を登ろうとすると、気遅れしてしまうかもしれませんが
目の前の一歩なら歩いていけると思うんです。
それを繰り返していたら、
気づいたら山を登っていた、という状態になります。
ぜひ、やってみてくださいね。
何かの参考になれば幸いです
本を読んで、一緒に人生を変えていきましょう^^