仕事の失敗を許す方法について、アフリカで学びました　

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Mao

作家、コンサルタント

全国学校図書館協議会「選定図書」・アフリカ支援「絵本」・Amazonランキング延べ66部門1位

アフリカ２年　⇨ 香港３年　⇨石垣島５年目

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仕事をしていて、相手の失敗や落ち度がゆるせずに、イライラしてしまった経験はありませんか？

そういったことを許す方法について、僕がアフリカ生活中に学んだことを紹介します。

相手の失敗、許せてますか？？

例えば、相手が約束を何度も破ってしまった。
そんなとき、相手を責めたことはありませんか？

「なんでそんなことを毎回するんですか！！！！？？？？」と

僕は過去にあります。

そんなとき、責められている相手の「私生活」や「家族」のことを考えたことありますか？
この考え方は、おそらくビジネスのプロフェッショナルという考え方からは、程遠いかもしれません。

ただ、僕は
「一人の人として、仕事を付き合えるようになりたい」と思っています

こう考えるのはどうでしょうか
先ほどの例で、約束を破った相手の子どもが
前日高熱でうなされていて、その看病をしていたから約束を破ってしまっていた場合どうでしょう。
果たして、同じように相手を責められますか？

きっかけは、アフリカ生活で知り合った「チンさん」

僕がこういう風に考え始めたきっかけは、アフリカで生活をしているときでした。
ぼくは、自宅の警備員として、１ヶ月４０００円程度で、夜７時〜朝７時まで
（といっても時間は非常にアバウト　２時間単位くらいでずれます　笑）

「チンさん」という５０歳くらいの現地の方を雇用していました。  

日が沈むと、笑顔で「チンさん」が出勤してきます。
（たまにすでにお酒が入って、出来上がっています、、、）

そして、僕の家の外で、自分用の食事を作り始めます。
そして、食事が終わると彼はイビキを立てて寝始めます。
そして、翌朝、日の出とともに、目が覚めて、

彼は、警備の仕事を終え、帰宅します。

、、、

働いてないじゃん！！！？？？

たまに僕の機嫌が悪いと、
夜８時くらいに聞こえてくる、大きなイビキを聞いていて
イライラして、、、

「チンさん、起きて。次寝たら、解雇するよ」と叫びます。

そうすると

「すまない、もう寝ないと」返事が返ってきます。

その１時間後に
またイビキが聞こえてきます。。。
ぼくはイライラするために、
この人を雇っているんだろうかと思ってしまったほどです。

考え方が変わったきっかけ

その後、ぼくは「チンさん」の家にお邪魔する機会がありました。

彼には６人ほどの子どもがいました。そして、たくさんの牛を飼っていました。
子どもたちは彼をとても愛していて、日中、「チンさん」は子どもたちと時間を過ごしたり
牛や農作物の世話で忙しいようでした。
さらには、僕の家まで毎日片道１時間歩いて通っているとのことでした！！　往復２時間！！
そして僕のところでの勤務時間は１２時間！！

まぁそれは寝るわな、と思いました

これで寝なかったら、体が、持つわけないと思いました。
その時に、「チンさん」を怒るのはもうやめるし、
クビにするっていう考えもやめようと思いました。
そして、翌日彼はいつも通り笑顔で出勤して、
そして寝てました（笑）

すみません

話が少し極端でしたが、、、

仕事だけの関係ではなく、人と人との関係

仕事と私生活というのを分けるのを辞めたいと思っています。
自分が一緒に関わっていきたい人たちと、お互い価値を創って、交換しあって
楽しくいきていけるような社会を作っていきたいと思います。

誰だって、

もっと良くしていきたい、
もっと楽しく生きていきたい、
約束だってやぶりたくないって

思っているはずですから。

それを信じて、

一人の人として、仕事も生活も付き合っていけるようにしていきたいと思います

どうぞ末永くよろしくお願い致します

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