あなたは、つい「言い訳」をしていませんか?
今回は、言い訳をやめて、相手も自分も幸せになる方法というお話をしたいと思います。
つい言い訳をしてしまう、しているつもりがないのに、相手には、「言い訳」と思われてしまう、
そんな人が、この記事を読むことで、「言い訳」についての本質を理解し、その上で
そういう場面に出会った時に、どうやって相手に納得してもらい、そして、自分も幸せになっていくのか、をお伝えできればと思います。
言い訳とは? 言い訳の本質を知っていますか?
<動画でもお話ししています>
まずは、そもそも「言い訳」とは何なのか?についてお話をしたいと思います。
言い訳というのは、「自分の言動を正当化するために事情を説明すること」と表現されることが多いです。
もう少し噛み砕いて言うと、
望んでいる何か、期待されている何かと、異なる事情や結果になってしまい、
そういう事情や結果を招いたことに、
自分には落ち度がなかったと、正当化するために、説明をすることだと思うんですね。
例えば、あなたが営業マンで、お客さんに宝石を売りました。
でも、その宝石が偽物だったことがわかり、お客さんが怒ってます。
・「私に偽物を売りつけたわね。」
・「詐欺だ!ふざけるなー」
と怒っているんです。
そんな時に、
・「私は偽物だということを知らなかったんだ」
・「私は悪くない、悪いのは私に偽物の宝石を売りつけた、宝石商だ」
というような感じで、自分を正当しちゃうと、相手はさらに怒るわけですよね。
・「言い訳するな」
・「お前に落ち度がないと言うのか」
営業マンのあなたにしてみても、宝石商に偽物をつかまされていて、騙されているわけで、
自分もお客さんと同じ被害者で悪くないんだ 悪気はなかったんだ、正当なんだ、、、、
という話をしても、怒っているお客さんには響かないんですね。
少し極端な例だったかもしれませんが、
あなたは「言い訳」をするとき、心の中でどんな気持ちが働いていますか?
言い訳をする人の心の中には
「防衛」という気持ちが生まれています
言い訳はなぜ起きるかというと、
自分を防衛するため、自分を守るために起きているんです。
・責められたくない
・低い評価をされたくない
・バカにされたくない
・恥ずかしい思いをしたくない
そんな状態を避けるために、防衛するために、自分を守るために、
「言い訳」を言うという行為をしてしまっているんです。
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言い訳をやめる心構え
では、この「言い訳」と、どう向き合っていけばいいのか?なんですが、
ポイントは「余裕」です。
言い訳をしてしまうという人は、「自分に余裕を持つ」ということを意識してください。
例えば、こんなことを考えてみましょう。
A: あなたが1億円持っていて、泥棒に1万円とられてしまう
B: あなたが1万円だけ持っていて、泥棒に1万円とられてしまう
取られたのは同じ1万円です。
「A」と「B」どちらが嫌な気分になりますか?どちらがイライラしますか?どちらが焦りますか?
そうですよね。
「B」の1万円しかもっていないのに、1万円取られた方がきついですよね。
「有り金全部持って行かれた」大ピンチ!という状況ですよね。
これが「余裕がない」という状態です。
出来事としては、「同じ1万円が盗まれている」という状態なのですが、
当事者の状況によって、反応が変わるんですね。だから、「余裕を持つ」ということを意識してみてください。
例えば、こんなことを想像して欲しいのですが、
あなたのコップの中に、水が入っています。
この水は「自信」というエネルギーです。
このエネルギー、水が溢れんばかりに十分に入っていれば、
その自信を奪うような出来事があっても、
「大丈夫だ」「余裕がある」という風に思えますよね。
コップでは、イメージが小さいということであれば、
湖とか池を想像してもらっても構いません。
湖にたくさんの水があったら、その水をちょっと、奪われても大丈夫ですよね。
コップ1杯くらいの水を誰かが持っていたところで、なんとも思わないと思います。
そういった余裕のある状態を保つことができれば、
何かトラブルが起きた時、何か自分が責められるような事態にあった時、
落ち着いて対応することができると思うんですね。
どうも自分に自信がない、という方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事▶︎「自分に自信がない」を克服する具体的な方法【完全保存版】
次は、「言い訳をしたい」という事態に遭ったときに、どのように対応するのか?
そのテクニッックをご紹介します。
「言い訳したい!」果たしてその手段は適切なのか?
<動画でもお話ししています>
前述した通り、言い訳の本質は「防衛」です。
バカにされたくない、怒られたくない、責められたくない、恥ずかしい思いをしたくない、
そういう気持ちから、防衛しようとして、自分の言い分を正当化しようと言い訳してしまうという話をしました。
その心構えとして、余裕を持とうという話をしたんですが、
「余裕を持とう」と言われるだけで、
余裕を持てるようなら、初めから困っていないってツッコミがきそうなので、
ここでは、「余裕を持てない」としても、
どうやって相手と対応をしていくかという話をします。
自分に余裕がないから、なんとしても「防衛したい」ですよね。
目的は「防衛」なんですね。
つまり、少し整理をすると、
まず望まない何か、期待しない何か、そういう事象や結果が起きてしまって、
それによって、周りから責められたり、怒られたり、低い評価を受けたくない、と思っていて、
この防衛を目的とした時に、選択する手段を「言い訳」にしてしまうと、まずいと思うんですね。
「防衛したい」と思っていて、発言している「言い訳」という手段が、
結果、火に油を注いでいて、
・「防衛できていない」
・「むしろ逆効果」
・「さらに責められる可能性がある」
ということに気づくべきなんですね。
先ほど、「宝石の営業の話」をしました。
悪気はないんだけど、お客さんに偽物の宝石を売ってしまったというケースですね。
とにかくお客さんは怒っている、
それに対して、「自分は悪くない、怒られたくない、防衛しよう」と思って、
自分には悪意がないこと、偽物だとしらなかったこと、などを説明して、言い訳して、
この場をなんとか乗り越えようとしているんですが、
結果として、残念ながら、さらに怒らせるだけなんですね。
もちろん、その説明に納得してくれて、同情してくれるお客さんもいるかもしれないです。
でも、さらに怒らせてしまう可能性もあるのであれば、
この作戦、この手段は取らない方が賢明ですよね。
目的である「防衛」に対して、言い訳は、有効な手段ではないわけです。
言い訳をして、同情してくれる相手は、別のアプローチでも十分許してくれる可能性があるお客さんです。
そうではなくて、
本当に怒っていて、「言い訳」しても、「さらに怒る相手」から防衛するのが一番の目的だと思うんですね。
だとしたら「どうするか?」それをお伝えしたいと思います。
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「言い訳」をせずに防衛する方法
まずは、何も説明せず、謝罪をすることです。
相手の怒りを受け入れて、
偽物の宝石が手元に渡ったことに対して、
怒っていることは、もっともだと、謝罪をすることです。
そして、その上で、これからできうる限りの最善の策を提示しましょう。
言い訳のように「過去に何があったか」に焦点を当てるのではなく、
「これからどうやってお客様の痛みを減らしていくのか」に焦点を当て、
そこに真摯に対応していくことで、怒りを鎮めていきましょう。
・本物とすぐに取り替えましょう。
・お詫びにもう一つ違う宝石をお届けしましょう。
・代金は全額返金し、さらに迷惑料も払いましょう。
そういった解決策・打開策を提案していくことです。
こうやって、まずは相手の攻撃や感情をおさめ、
自分の防御・防衛を行うことをしてください。まずこれをやりましょう。
その上で、もし相手が、
「なぜそういう事態になってしまったか」と事情を聞いてきたら、
そこで初めて、
あなたがそういう状態になってしまった理由について説明をする時間をもらえます。
ただしこの時も、
「私は悪くない」「私は最善を尽くした」というような言葉を言ってはいけません。
そう思っていたとしても、それを言ったら、あなたの防衛するという目的は果たされません。
例えば、先ほどの偽物宝石の例で言えば、
あなたが何も知らなかったこと、騙されていたことを説明した上で、
自らの反省や今後への改善案などを合わせて述べる必要があります。
例えばこんな感じです。
・鑑定書が偽物かどうかをチェックするために、第三者機関に確認するべきでした。
・鑑定書を自分で確認して、それで本物だと信じ込んでしまったことに、私の落ち度があります。
・今後は鑑定書を自分で判断するのではなく、第三者機関に確認することを徹底します。
・この度は申し訳ありませんでした。
結果として、あなたの言い訳、言い分は、正当な理由として伝わる可能性が高まり、
・あなたも災難だったね
・大変だったね
・今回はあなたに落ち度はないと思うよ
というような、お話をもらえると思うんですね。
まれに、
「理由を説明しろ」と相手から求められているのにも関わらず、
理由を説明したら、「言い訳するな」と怒られるケースもあります。
このケースは、まだ相手の怒りが収まっていない段階で「理由を説明しろ」と言われているのが原因です。
なので、相手の怒りを感じる場合は、「理由を説明しろ」と言われても、
まずは謝罪をしましょう。相手の怒りを収めるのが、まずやるべきことです。
理想の心構えは、「余裕を持つこと」ですが、
余裕を持てないという場合は、
まず今回ご紹介した説明方法、テクニックを覚えて活用してみてください。
そして、繰り返し使っていく事で、
説明方法・テクニックを体に染み込ませていってください。
最初は表面上のテクニックかもしれませんが、この型を体に染み込ませていくうちに、
だんだんと、言っている本人の内面も変わってきます。
最初は、「自分に落ち度がない」と思っていて、表面的にテクニックを使っていたとしても、
だんだんと、自分の落ち度、自分の不備を認められるようになり、心のこもった謝罪ができるようになります。
次の項目で、丁寧にお話をしますが、
こういう気持ちが、まっすぐと身についていくと、人生が大きく好転していきます。
言い訳をやめることで、実は本人の人生が、どんどんと良い方向へと進化していくんです。
関連記事▶︎「考え方を変える」2つのアプローチと3つの質問 考え方を変えれば、人生が変わる
言い訳をやめて幸せな人生を作る
<こちらの動画でも説明しています>
前述した説明方法・テクニックを活用いただくことで、
相手との関係は良くなり、相手から不要に責められることも減り、
相手からの評価も不当に下がることはなくなってくると思います。
ただ、ここで向き合って欲しいのは、「あなたの人生」です。
別の記事でも書いていますが、
僕たちが使っている言葉が僕たちの人生を作ります。
関連記事▶︎言葉を変えると人生が変わる 嘘のような本当の話
先ほどご紹介した「防衛の型」を覚えて、
いくら相手とうまく対応できるようになったとしても、
自分自身の心の中で、言い訳をしていては、
結局、あなたの人生がいい方向に進んでいかないんです。
表面上は謝罪して、相手とうまく関われるようになったとしても、
心の中では、
・でも、自分は悪くないし
・だって、相手の説明が悪った
・どうせ、他の人がやっても失敗している
って思っていたら、
その人の人生、本人の人生は、いい方向に進んでいかないんです。
この「でも」「だって」「どうせ」、これらの言葉は、
自分を守る言葉です。自分を防衛する言葉です。
自分は悪くない、悪いのは、自分ではない別の誰かだ。
こういう風に考えることで、自分を守るんです。
自分以外の誰かに、責任転嫁されて、
自分の責任だと思わないので、反省せず、
結果として、自分が成長する機会を失います。
僕の好きな言葉で、
あなたは、あなたの人生のCEO(最高責任者)という言葉があります。
あなたの人生において、一番の責任を負っているのはあなたです。
他の誰でもないんです。
言い訳をして、自分が悪くない、自分を正当化することは、
責任逃れをし、反省する機会を逃し、結局逃げ回る人生になるんです。
自分の非を認めるのは、最初は辛いと思います。
恥ずかしかったり、悔しかったり、苛立ったり、するときもあると思います。
でも、これを受け入れないと、成長できません。
成長することで、あなたの人生は豊かになるし、あなたの余裕も生まれます。
記事の前半でお話しした、「池」や「湖」のように水がたくさんある状態、
器の大きな余裕のあるような状態になっていくためには、
言い訳をしないで、受け入れて、前を向いて、挑戦して、行動することだと思います。
失敗したっていいんです。
どうせ自分にはできないとか、
でも、自分には才能ないとか、
だって、環境が良くないとか、
そういった言い訳を取り払って、前に進んで欲しいと思います。
言い訳の本質は、防衛すること、
自分を防衛して、家の中に閉じこもっていても、成長しないんです。
家の外に出て、挑戦していきましょう。
言い訳をやめて、前に出ていけば、相手も気持ちいいし、自分も気持ちよく幸せになれます。
僕がこの記事で伝えたかったことは
言い訳をやめて、幸せな人生をつくっていこうということです。
少し話が脱線してしまうかもしれませんが
「余裕」という状態を、僕も自分の中に取り入れていきたいと思い、
余裕、余裕、余裕、と呟き続けました。
そうしたら、余裕の新しい意味みたいなものが見えてきました。
余裕 よゆう Yoyuu
「与+言う」:誰かに気持ちや喜びをプレゼントするような事を言う事だな
「与+勇」: 周りの人に勇気を与えることだな
「与+You」: 相手に何かを与える事だな
というようなイメージが膨らんできたんです。
そうすると、
余裕を持とうと思って、自分に焦点を当てていたのですが、
そうではなく、相手に与える、勇気を与える、素敵な言葉をプレゼントする、
そんなことが余裕を生むヒントになるんじゃないかと思ったんです。
自分を守ろう、自分を防衛しようと、
硬い殻にこもって、言い訳をしていても、人生というのは、いい方向に進んでいきません。
殻から出て、扉を開いて「相手に何かを与える」という気持ちで生きていきませんか?
失敗したり、転んだり、かっこ悪いところが見えてしまったり、することもあると思いますが、
きっと素敵な人生が待っていると思います。
ここまで読んでくれたあなたにとって、
今日の記事が、何かヒントや勇気、希望などをプレゼントすることができたのであれば、
僕はすごく幸せです。
本当にどうもありがとうございます。
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