最近こんな声をよく聞きます。「うちはブラック企業だから」「残業が多すぎてつらいけど、上司も部下もみんなその残業耐えてるから」などなど、そうやって諦めてませんか?
自分の人生にとって時間とは有限なものです。
もう一度時間について考えて、仕事での時間の使い方について、見直してみてはいかがでしょうか。
今日は、主に残業や会社との付き合い方について考えていきたいと思います。
この記事の目次
残業に関する基礎知識
残業というのは、ご存知のように、「定時外」に働くことですね。
*残業をすることにより、普段の時給よりも高い単価で給与が支払われる。
*支払われない分の残業を、サービス残業と呼んでいる。
*労働基準法によって労働者の時間は制限されている。
*労働基準法では、1日8時間、週40時間超える労働は原則認められない。
としていますが、会社と労働者の話し合いで労使協定が結ばれれば、
その給与の範囲内で残業が認められます。
労働基準法36条に基づいて決められる協定(通称36協定)で、
時間外労働の上限が決められています(1ヶ月45時間 1年で360時間)
*日本の平均残業時間は47時間と言われています。
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上司と部下は「残業について」どう考えるか
まずは、上司と部下の心の中の違いについて考えてみましょう。
部下の考え方、一例
*残業している人ほど、評価されているのではないか?(上司の印象がいいのでは?)
*ある程度の残業代は欲しい、だからゆっくり仕事しよう
*仕事を早く切り上げて、早く帰りたいけど、そうするとまた仕事が増えるんじゃないか▶︎ゆっくり働こうかな
(仕事の領域が不明確なのが日本の特徴)
*家庭や趣味の時間を充実させたいけど、それを言って早めに帰ると評価が下がるかも
*サービス残業はやってられない。
*でも、サービス残業はやるしかない。そうしないとクビになってしまうんじゃないか。
上司の考え方、一例
*人事から「部下の残業を減らせ」という指示がきているけど、仕事を減らさず、残業を減らすのは難しいなぁ
*どうせ自分のお金ではない、会社のお金だから、自分の部下にはたくさんの給料を払いたい
*だけど、規定以上の残業は困る、だからサービス残業やってくれ
*あいつ忙しいと言っている割には早く帰るな、やる気ないのかな。もっと仕事を増やすか
いろんな思惑が働いています。
だから、すべての人にとって、これが正しいとバシッとは言えません。
僕は労働基準法や、周りの人がどうだから、自分もこうしなければいけない、という受身ではなく、
自分自身で残業や会社との付き合い方を考えるべきだと思っています。
労働時間、会社に対する考え方
偏っている意見だと思います。
おそらく批判したくなる人も多いと思うので、
そういう方は、できれば読み飛ばしてくださいm(> <)m
1)残業代をもらうために、ゆっくり仕事をするのはナンセンス
もちろん会社にとってデメリットです。
本人にとっては、残業代がもらえる分メリットに見えるかもしれません。
ただ、この手法では、本人のスキルを上げることができません。
将来的にスキルを発揮できない人間になります。
ということは一時的に残業代をもらうことで、給料が上がっても、生涯賃金は落ちるでしょう
ぼくは、今まで一緒に働いてきたスタッフに、「ゆっくり働いて残業代をもらうのはやめよう」と言ってます。
2)サービス残業を強いられる、長時間残業を強いられるのが苦痛なら、そんな会社辞めよう。
長く働くことが苦痛と思うのであれば、その仕事を好きでない可能性が高いです。
できれば好きな仕事をやってほしいなぁと思います。
(もちろんそんなうまくいかないんだよという批判がくるというのもわかります。理想論かもしれません。)
そういう風に思って、我慢して働いているのであれば、辞める方法について考えてみませんか?
「不況だから、辞めた後に、働く場所が見つからないんだよ」と言う人もいると思います。
もしそうだとしたら、そんな、あなたを雇ってくれている会社に感謝してもいいのではないでしょうか?
そんな人材なら、近い将来、会社から、肩叩かれる可能性もあります、、、
もっと前向きに、
今の場所で、どうやって自分のスキルや魅力を伸ばすか?
今の場所で、どうやったら、もっと貢献できるか?
今よりもっと面白い場所にはどうやっていけるか?
などを、真剣に、自分自身に問いかけていきましょう。
今この会社を離れても、自分を雇いたいと思ってくれる会社はいっぱいあると思えるように、
どんどん自分を磨いていきませんか?
特にこれから、日本は、人口減少、海外からの流入、実店舗の減少により、
労働力が不要になってくる可能性が高いです。その中でも、価値を生み出していける人を目指しましょう
3)会社に対して自立している人材になろう
会社に対して、「自立するか」、「寄り掛かるか」どちらを選択していますか?
できれば、僕は、会社に対して自立して欲しいと思います。
個人が欲しているからその会社で働くし、その個人を欲しているから会社が雇うという
イーブンな考え方になっていくと良いと思います。
ますます人材は流動化していきます。終身雇用も崩壊しています。
ぜひあなた自身を成長させながら、世の中に貢献していきましょう。
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時間給という考え方から卒業しよう
時間給という考え方をしていると、自分の人生の大半は、収入を得るために費やしてしまいます。
仮に時給1000円とすると、週5で10時間、40年働いて1億円です。
そこから税金等が引かれていきます。
「何時間働けばこれくらいもらえる」という考え方から、
「どういう価値を世の中に提供していけばいいか」ということを考えましょう。