ABOUTこの記事をかいた人

Mao
作家、コンサルタント
全国学校図書館協議会「選定図書」・アフリカ支援「絵本」・Amazonランキング延べ66部門1位
アフリカ2年 ⇨ 香港3年 ⇨石垣島5年目
青年海外協力隊って給料、収入、報酬はいくらもらえるの?
青年海外協力隊はボランティアです。(海外青年協力隊ではなく、青年海外協力隊です^^)
ボランティアという言葉から無給のイメージがあるかもしれません。
給料、給与、という形では無いですが、手当がもらえます。
実際に2年間遠く離れた途上国で活動するということを考えた際に、
どの程度のお金がもらえるのか、というのは
気になるところではないでしょうか。
ということで、青年海外協力隊参加でもらえるお金や待遇などについてまとめました。
青年海外協力隊行きたいけど、怖いなぁという人は、以下の記事を読んでみてくださいね。
1)現地生活費
(写真は、僕が普段買い物していたマーケットです。芋が一山20円くらいでした。)
現地で生活するための費用が支給されます。
イメージとしては、だいたいUS$285-US$755程度が毎月支払われます。
これは国によって物価や生活環境が異なるため、派遣する国によって支払われる額が違います。
(募集年度によって金額が変わります。)
基本的にはこの金額内で生活することは難しくありません。
むしろ真面目に、派遣先に篭り、活動している分には、余裕がある金額だと思います。
もちろん派遣先によって違います。
単身にも関わらず、やたら大きな住居に派遣され、高い水道代の請求が来て生活費が足りないという隊員もいます。
逆に水道も電気もなく、お金を使う場所すらないという隊員もいます。
僕自身は、半額くらい残りました。50万円程度だったと思います。
そのお金は制度で認められている、私費での任国外旅行の費用として使わせてもらいました。
協力隊を受験したいと思ったら、次はこちらを見てください。
2)住居費
(写真は僕が寝ていた布団です。基本ダニや、小動物のフンがいっぱいでした。。。ちなみに右側の白いのは蚊帳です。
蚊に刺されるとマラリアになる可能性があったので、蚊帳をして寝てました。)
原則として受入国政府が提供、
国によっては適当な住居の提供がなく、現地のJICA事務所と一緒になって探す場合もあります
その場合、JICAが住居費を負担します。
また、国によっては、JICAボランティア、他国ボランティア、現地の方と住居をシェアする場合や、
ホームステイになる場合もあります。
ちなみに僕は家賃5000円程度の家でした。ヤモリとネズミだらけの家でした。。。
長屋で隣には現地の人が住んでいました。
水道の蛇口が一本だけ家の外にあり、それを現地の方と共同で使ってました。
蛇口をひねっても、泥水しか出てきませんでしたが、、、
(写真は、4家族共同で使っていた唯一の水道管です。基本断水か、泥水でした)
協力隊だけでなく、海外全般に興味がある方は以下記事をご覧ください。
関連記事▶︎海外で働くには?日本人のための日本脱出計画
3)住民税や年金等について
住民票を除票して活動するので、移行期間を除き、住民税を支払う必要はありません。
年金、健康保険等に関しては、任意加入となります。
4)旅行費、宿泊費等について
(写真は、サウスアフリカ航空の機内から、香港-南アフリカ共和国まではこの航空会社、
そしてそこからエアマラウイで、マラウイに入ります)
派遣先までの旅行費、宿泊費等はすべてJICA負担になります。
格安航空券等で行くこともありませんので、正規のチケットでいきます。
マイルを貯めることも可能です。
そこまでの交通費、宿泊費等もすべてJICA負担となります。
僕は、福島にある二本松というところで合宿形式で訓練を受けました。
また、職種別に、事前補完研修等もあり、そのあたりの費用も負担してもらえます。
僕はエイズの知識に関する補完研修を行いました。
5)傷病保険等について
(基本、バイクで活動場所に向かっていました。道が悪い、もしくは道がないため、よく転びましたが、運良く怪我はなかったです)
現地には基本的に健康管理員がいて、普段の健康に関する相談や、病院の紹介、薬の支給等が行われます
また、業務上に対応した海外労災保険や、業務外に対応した国際協力共済会等もあります。
またUS$361の健康管理手当も支給されました。
スポンサーリンク
6)国内手当 (本邦支出対応手当、帰国初動生活手当、帰国社会復帰手当)
派遣前 だいたい2ヶ月間 40,000円×2ヶ月
派遣中 基本24ヶ月 85,000円×24ヶ月
合計 212万円
派遣前に振り込まれるものと、派遣中に振り込まれるもの、
帰国時に振り込まれるものがありますが、
手をつけずに、2年間活動を終えて帰ってくると、
だいたい200万円くらいの金額が口座にたまっています。
このお金は、帰国後の新生活準備や、就職先探し、当面の生活費などにあてられます。
ちなみに、これとは別に現職参加制度というものが存在します。
つまり所属先を退職することなく、休職という形で、2年間ボランティアに従事するというものです。
有給休職による現職参加の場合、所属先に対して、JICAが人件費を補てんします。
そして、所属先から休職しているボランティアに給料が払われます。
所属先によって、対応が様々ですし、もともとの給料のレベルによっても様々ですが、
一般的には先ほどの212万円よりも多い額が貯金となることが多いです。
7)移転料と支度料
移転料は国によって金額が異なります。だいたい100,000円程度
僕が言ったマラウイの場合は、114,000円でした。
支度料は一律で90,000円でした。
こちらは、赴任に際しての、準備金になります。
バックパックやデジカメ等の赴任で必要な機材を揃えるのに活用させていただきました。
荷物の多い方は、赴任地に配送する資金に充てている人も多いようでした。僕は荷物が少なかったので、、、
(この時、背負ってるバックパックは、こちから購入させていただきました。ありがとうございます。)
もし興味があれば、僕の電子書籍も読んでみてください。
Amazonで総合新着1位、人気度ランキング1位、ビジネス経済部門1位、自己啓発部門1位になった本です。
協力隊の後、こういう人生を送っている人もいるんだなぁという感じで読んでもらえると嬉しいです。
(Kindle Unlimitedのメンバーは無料で読めます)

8)その他
赴任地で活動に必要な最低限の物資を手にいれるための申請や、知識を身につけるための研修の機会等もあります。
僕自身は、
日本からボール等のスポーツ機材の取り寄せについての配送料の負担をしてもらったり、
英語や現地語のスキルを高めるための1週間程度の語学研修をさせてもらったり、
稲作の技術を現地に伝えるため、1週間程度、別の国で実地研修をさせてもらったり、しました。
(研修後、実際に稲作を現地の方と行った時の写真です。畑に育つ米、重要な栄養源です。)
メッセージ
人によっては、「青年海外協力隊」ってだいぶお金がかかっているなぁという感じがする方も多いのではないでしょうか。
税金の無駄使いだと感じる方や、お金を貯めるために、協力隊に参加しようと考える方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、実際に参加してみると、参加者は基本的に非常に真面目な方ばかりです。
真摯に現地の人たちのためになるようにどのようにすればよいかと考え、汗水垂らしながら行動し、
失敗を繰り返しながら、前に進んでいる若者ばかりです。
ただ、文化や価値観が違う場所で、2年間生活することは、ストレスも多く、
病気になる人や、事故にあう人、やむなく帰国する人も出てきます。
そんな過酷な環境のもと、どうにか現地の人たちの生活を良くしたいと思って、活動して、
ボランティア自身も人間として成長していきます。
でも、その若者が帰った後に、その経験を、今の日本社会の大多数の組織は評価してくれないんです。
そんな真面目で、優しい若者が日本に帰った後に、路頭に迷わないようにするためのフォローもやっぱり必要なんだと
僕は思ってます。
スポンサーリンク
これから協力隊に参加しようと思っている方へ

金銭的なことを、書いてきましたが、金銭的なことはあまり気になさらず、やりたいことを一生懸命やってください。
手を抜いて活動したら、絶対に後で後悔します。一生懸命やってくださいね。
協力隊の参加はあなたにとって、とても重要な経験になると思います。
協力隊を受けるかどうか悩んでいる方、
その前に、今一度あなた自身の人生を真剣に考えてみませんか?
ぜひ以下の画像をクリックしてご覧ください。
あなたの人生をもっと楽しくする!! 人生を100%Enjoyできる!
「人生を変える無料レッスン」をプレゼント中です!

無料で受け取りたい方は、ぜひクリックしてレッスンの詳細を確認してください。
関連記事 - Related Posts -