
(2019年4月26日更新済み)
この記事の目次
青年海外協力隊、参加のその後、帰国後が気になる
青年海外協力隊に参加しようかどうしようかと迷うと、気になるのが、青年海外協力隊の「その後」ですよね。
つまり、帰国した後、どんな感じになるの?っていうのが、
気になるところだと思います。
jicaのボランティア、青年海外協力隊で2年間赴任した後は、当たり前ですが日本に帰国します。
その後、ニートになるんじゃないか、とか就職はどうなるの、復帰できるの?
みたいなのが気になるところですよね。
なので、今回は僕の体験談をお話ししたいと思います。
僕は、アフリカでの生活を終え、日本社会にすぐ復帰しました。
しかし、現地での生活と日本社会とのギャップに耐え切れず、落ち込んでしまいました。
完全に腑抜けになってしまいましたーーー
(イメージこんな感じです)
現在協力隊赴任中で、これから日本に帰る、という方、
または、これから協力隊を受けたいと思っているんだけど、帰国後どうなんだろうという方はご覧ください。
ちなみに僕が協力隊に参加した理由については、以下をご覧ください。
関連記事▶︎僕が突然、青年海外協力隊に行った理由
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青年海外協力隊は、期限付き赴任 「帰国」が待ってます
青年海外協力隊は、基本的には2年間の赴任となります。
本人と受け入れ先の双方の理解により、まれに延長するケースもありますが、基本的には2年間の赴任です。
大体の人は、1年目、緊張、気負いなどなどを感じ、数ヶ月を過ごし、その後、来たことを後悔するくらい落ち込み、
2年目から、だんだんと相互の理解が深まり、落ち着き始め、2年目が経つ頃には、「帰りたくない」と思うくらい愛着が湧いてきます。
完全に溶け込んでますねーーー
(現地生活中の僕です)
遅かれ早かれ、帰任の日はきます。
滞在した数年間の活動報告を正式にしたり、国によっては、感謝状をもらったり、
現地の人からも、フェアウェルパーティを開いてもらったり、記念の品をもらったりすることでしょう
ちなみに僕もいくつか現地の方に記念の品をもらいました
特に記憶に残っているのは
木でできたお面(想定5kgほどの重さ)
しばらく関わっていた小学校のクラスの生徒さんが手作りで作ってくれました。
もともとは、黒かったのですが、日本に持って帰ったら一瞬で菌が繁殖し、白いお面に変わってしまいました。。。
(劇的After)
手製の弓矢
日本では使い道がないので、と一度お断りをしたのですが、記念だから持って行けと言われました。
気持ちはとても嬉しいので、バックパックに弓矢をさして帰国。
トランジットの香港空港で、武器の所持を疑われ、、、 一悶着あったものの、無事に持って帰れました。
脱線しました。すみません。
たくさんの楽しかった思い出、つらかった思い出を抱えながら、日本に帰国します。
海外JICAボランティア、帰国後に感じること
帰国後まず感じるのは、「日本ってすごい」という感動です!
電気が明るい!
水が透明!お湯が出る!
コンビニって奇跡!
大戸屋まじうまいっ!
といったような感じです。
帰国後一番最初に入った「大戸屋」では、
みんなで記念撮影をして、はしゃいでしまいました。
(店員さんはかなり引いていました)
帰国後数日〜数週間は、日本の文明にテンションが上がり、
素敵な気持ちで、過ごすことでしょう。
僕は、日本の電気の明るさに目がなかなか慣れませんでした。
明るすぎて、目が痛かったです。
また、アフリカ生活で日焼けのため、肌が黒くなったとばかり思っていたら、
日本で久しぶりにお風呂に入ったら、すっかり白くなって、
日焼けではなく、汚れだったんだということに気づきました。。。
久しぶりに、新品の服を買ったり、
久しぶりに、美容院で髪を切ったり、
久しぶりに、友達に再会して、いろんな思い出を面白おかしく伝えたり、
などなど、素敵な期間を過ごします。
でも
その後、「落ちるとき」が来ます。
これは、必ずと言っていいほど、高い確率でやってきます。
日本の文明にも慣れ、
今までと同じような生活をするようになってくると、だんだんと落ち込んできます。
道ですれ違っても誰も笑顔で挨拶してくれない。
電車に乗っている人の顔が暗い。
お金払って、何かを受け取ったら終わり、それだけ。
とてもスマートな日本社会が、少し冷たく感じ、
現地での生活ってよかったなぁと思い、また戻りたいと落ち込む時がきます。
そして、そんな時に、「日本社会への復帰」が待っています。
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青年海外協力隊 帰国後の就職、進路、(ニート)
ほとんどの人は、仕事を辞めて、協力隊に参加します。
ですので、協力隊の任期が終わりに近づくにつれ、それぞれの進路を考えていくこととなります。
以前日本で働いていた職種に近いところに就職を志願する人
国際協力関係で生きていこうと心に決め、大学院や留学を考える人
現地で自分のやりたいことに目覚め、医者や教師を目指す人
様々です。
JICAは、帰国後のフォローアップも重要と考え、様々な制度を設けています。
JICAの考えとしては、赴任期間中の活動も重要ですが、その後、ボランティア経験者が日本に帰ってきた後、
その経験を生かし、どのように社会に還元するのか、ということも重要視しています。
「会社員だった人が、協力隊を経て、帰国後ニートになってしまう。」
という流れは、誰も望んでいないからです。
残念ながら、まだまだ日本社会における青年海外協力隊の評価は、諸外国と比べると高くありません。
なので、帰国後の就職は、相当苦戦している人が多かったです。
協力隊に行っていた、と言って、よく言われるのは、
「井戸とか掘ってたんでしょ?」 ー活動内容を理解していません
「青年なんちゃら協力隊っていうのに言ってたんだよね?」 ー名称も認識していません
「給料もらえるの?」 ーお金のことにしか興味がありません
「ベロにピアスとかあけてた?」 ー 、、、
「ジャンボ!!」 ー、、、、、、
様々な企業がグローバル化に必死になっている中、
協力隊で培った異文化への適応力、語学力等を、高く評価される日も近いのではないかと思っています。
とはいえ、まだまだ理解度は低いようで、残念ながら、帰国後の就職先が見つからない、
そもそも働く意欲がわかない、日本社会の狭さに息苦しさを感じる人も多いです。
現職参加制度を利用しました。
僕は、現職参加制度で青年海外協力隊に参加しました。
これは、活動期間中、会社を休職して、参加するという制度です。
そのため、帰国後、再就職で苦労するということはなく、
幸か不幸か、帰国後わずか数日で、今まで通りの会社員として働くことになりました。
日本トレンドを理解していない、アフリカ帰りの、アラサー男が、
会社員として復帰しました。相当浮いていたと思います。
その生活はとてもつらいものでした。
たまたま、その時の職場の雰囲気が良くなかっただけかもしれませんが、
いつもイライラ怒っている人がいる、
失敗の原因を他の人に押し付ける人がいる、
企画書が完成しないことに不安でたまらないといっている若者がいる、
エクセルの線が切れていたくらいで、ブチキレる人がいる、
などなど
2年間のアフリカ生活で、価値観が少しずれてしまった中で
改めて組織に所属し、
明確なピラミッド構造で、先輩、後輩、上司、部下という役割があり、
レールを踏み外しているアラサー男は、
おそらくパズルのピースとして、はまりにくく、、、
無理やり、矯正して、ハメようとされた結果、
僕自身が耐え切れなくなってしまいました。
「なんて、つまらないんだろう。こんなところに長い間いるなんて耐えられない」
と思ってしまいました。
関連記事▶︎自由になりたいあなたへ、父が教えてくれた自由に生きる方法
あの大きな空の国に帰りたいって!
落ち込み生活突入
そこから、数ヶ月落ち込み生活が続きました。
会社に行けず、引きこもる時期もありました。
現職参加制度で参加しているということは、
暗黙の了解ですが、青年海外協力隊終了後、元の職場に復帰し、
そこで今までの経験をいかして、さらなる活躍をするというのが本来求められている姿です。
その本来求められている姿から、遠く離れたところに、気持ちが行ってしまいました。
ただ、そこで救ってくれるのは、やっぱり「人」でした。
僕のことを認めてくれる人がいました。僕の相談に乗ってくれる人がいました。
たくさんの人が相談に乗ってくれました。
職場の上司、先輩、協力隊の先輩、JICA関係の方々、
正直、転職も考えましたが、
出た答えは、「今目の前にある仕事を全力でやろう」ということでした。
そこからは、周りの評価とか言葉とかは気にせず、今目の前にある仕事を全力でやりつづけました。
それが数ヶ月もしてくると、周囲って不思議なもので、僕のことを受け入れてくれているんです。
嬉しかったです。
人の噂も75日
ってまさしくその通りだなぁと思いました。
結局、自分が気にするほど、人は自分のこと気にしていないし、
自分自身を変革させ、成長させていくことは、自分がやると決めればできるんだとわかりました。
関連記事▶︎メンターの探し方、劇的に成長するための7つの方法
僕はその後、その現職参加させていただいた会社に数年働き、恩返しをした上で、
双方合意のもと、退職し、独立することになりました。
これから協力隊を受験しようとする方へ
協力隊の参加は、僕の人生においての宝物です。妻ともそこで出会いました。
経験値、選択肢、視野も圧倒的に広がりました。
ぜひぜひ参加してほしいと思います。
これから帰国される方へ
帰国後、日本の価値観とのギャップ、現実社会の厳しさなどに落ち込む日はくると思います。
そういう日が来るということをまずは先に知っておいてください。
そして、その落ち込みは、たくさんの協力隊OBが経験している、ということも同時に知っておいてください。
本当に辛いと思う前に、いろんな人に相談してください。
昔からの友人や、この協力隊参加によって築き上げられた友人に相談してください。
相談しにくいようでしたら、僕のところに相談してください。
あなたが赴任後数ヶ月で感じた「落ち込み」に慣れていったように、
日本社会で感じる「落ち込み」にも慣れていきます。
人間って、慣れてしまう生き物なんです。
乱文に最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。
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