
(2019年4月28日更新)
青年海外協力隊に興味が出てきて、受験しようかなぁ、でも合格するには語学力とかTOEICの点数とか必要なんだよなぁ、と
暗い気持ちになっていませんか?
僕は以前、青年海外協力隊に参加をしました。
その経験者として、合格するために必要な7つの条件について、書いていきたいと思います。
僕は、以前アフリカのマラウイという国に青年海外協力隊として派遣されました。
自分が実際に受験した経験と、ともに合格したメンバーと話し合った結果なので、この7つ条件はとても重要です。
これから受験を考えている方、ぜひご活用ください。
1)健康
実はこれが一番大事な気がします。
普段の日本での生活を離れて、基本的には2年間海外で生活をすることになります。
派遣される国、場所によっては、十分に栄養が確保できない、清潔な水が確保できないという場所もあります。
そんな状況の中で、一番重要なのは、「健康」です。
国の機関として、ボランティアを派遣している以上、本人の健康が害され、活動が休止してしまう、または、任期の途中で帰国してしまうというのは、できるだけ避けたい事態です。
また、文化の違い、食の違い、日本語が使えない、相談相手がいない、など様々なストレスが想定される活動期間を乗り越えていくためにも、
「健康」というのは非常に大きな判断基準です。
普段の食事、規則正しい生活、定期的な運動を長期的に心がけましょう。
まずは生活を朝型に切り替えてみては、いかがでしょうか。
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基本的に僕がアフリカで生活していた時には、日の出とともに起きるという生活をしていました。
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2)熱意
次に、やっぱり熱意ですね。
任国での活動中は、ある程度、本人の意思に任されます。
例えば、あなたが面倒くさいと思って、活動を休んだり、手を抜いたりしていても、
社会人であれば、怒られる、給料が下がる、などの罰があるかもしれませんが、
ボランティアの場合、あなたに不利益が起こることはあまりないでしょう。
なので、やっぱり熱意がある方に来て欲しいと思うのです。
熱意があれば、多少の困難も乗り越えられます。
あなたがどれほど熱意を持っているかということを面接等で伝えていきましょう。
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3)スキル
そして、スキルが必要です。
あなたが持っている技術、スキルを現地の人々に伝えていき、
それを元に、現地の人たちが自立できる環境を作っていくというのが、基本的な活動の考え方です。
あなたはどのようなスキル、技術を現地の方々に伝えていきたいですか?
青年海外協力隊は120以上の職種があります。例えば、農業、林業、看護師、理数科教師、日本語教師、PCインストラクター、青少年活動、柔道、卓球などなど、幅広い職種があります。
その中にあなたが持っている技術、スキルはありますでしょうか?
募集が始まると、案件ごとに、「国」、「活動場所」、「職種」、「求められるスキル」等が明記されています。
それを読み込んでいくことで、あなたのスキルが生かされる場所も見えてくる思います。
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4)語学力
あなたのスキル、熱意を現地の人たちに伝えていくためには、ある程度の語学力が必要となります。
語学力が高ければ高いほど、伝えられるレベルが高くなりますので、有利になります。
英語だけでなく、フランス語、スペイン語、中国語など派遣国によって、必要とされる言語は異なります。
僕は英語で行きました。
派遣前のTOEICの点数は600点でした。
証明書を提出することで、語学試験を免除することができました。
最低限必要とされる語学力はそこまで高くないかもしれないですね。
ちなみに、派遣前訓練で、語学力別にクラス分けされたランクでいうと中の上くらいでした。
600点でも充分なレベルと言えるでしょう。
TOEIC300点くらいでも受かっている人はいました。
今まで述べてきた「健康」「熱意」「スキル」などでカバーできれば、
語学力はなくても合格できると思います。
僕自身、2年間の活動終了後に受けたTOEICは250点ほどアップし、
850点になりました。
そういう意味でも、青年海外協力隊はオススメですね。
TOEICに関する記事を以下にあげておきますね。
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また、僕の場合は、英語と併用して、現地の民族語である「チェワ語」を現地活動中に少し習得しました。
現地の言葉で話すと、現地の方々は嬉しそうでした。あの笑顔が忘れられません。
5)適応能力
適応能力も重要です。会社のようにある程度ルールやレールがあるところと違い、
ルールやレールもないところに、自分1人で、文化も言語も、価値観も違う人間がポツンと配置されます。
そこから、現地の方々と一緒になって活動をしていくというのは、思ったよりも難しいものです。
そこに適応していくための、柔軟性、機転、視野の広さ、芯の強さ、察知する力、傾聴する力などが必要となってきます。
いくらスキルや熱意、語学力があっても、
「お前のやり方は間違っている。今から俺様の言うことを聞きなさい」というような人には、
なかなか、人はついてこないものです。
僕は任期中に、小学校で幾つかのクラスを受け持っていました。
次のカリキュラムが「バレーボール」だったのですが、バレーボールコートなんてどこにもありません。
そこでみんなで話し合いの場を持ちました。どうすればバレーボールコートの環境が作れるか?
みんなで木を持ってきて、ポールを立てて、
使い古しの蚊帳をネットにして、作りました。
考えて、みんなで意見を交換しあって行けば、いろんなことができるなぁと改めて感じました。
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6)周囲の理解
意外と気づきにくいですが、「周囲の理解」は非常に重要な要素です。
仮にあなたに娘がいて、あなたの娘が、遠いアフリカにボランティアに行くことになったとしましょう。
あなたはとても反対でした。
でもその反対を押しのけて、娘さんはアフリカに行ってしまいました。
あなたは、不安に思ったり、苛立ったりして2年間を過ごすでしょう。
その時、あなたはこの活動を行っている、外務省、JICA等にマイナスの気持ちを持ったり、
それを周りに伝えたりする可能性もありますよね。
そんなことをJICAは望んでいません。
また、そんな家族に応援されないで、アフリカに行った娘さんは、
何か困った時に、父親に相談にのってもらったり、頼ったりしにくいものですよね。
そんな不安な精神状態で、活動する娘さん。
そんなことをJICAは望んでいません。
周囲全員がハッピーになる状況を望んでいます。
特に会社員の方は、「会社からの理解」については、必ず聞かれると思ってください。
ーすでに会社には説明していますか?
ーしていない場合、合格した際に会社に迷惑がかかりませんか?
ー説明している方は、会社からの反応はどうですか?
ー会社を辞めていかれますか?
ー会社には迷惑をかけませんか?
ー活動後、会社にも取れない方は、どのような進路を取ろうと考えていますか
などなど、考えておきましょうね
僕の場合は、事前に会社から理解を得て、
「現職参加」という会社に籍を残しながら派遣するという制度を取りました。
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7)JICAへの理解
JICAが行っていることへの理解を深めましょう。
全体的にどういうことをやっているのか
ボランティア事業はどういうことをやっているのか
あなたがそれについてどう思っているのか
良いと思う点、悪いと思う点、それぞれの理由などを考えてみましょう。
合格後、あなたはJICAのボランティアとして現地に赴任します。
そこで、必ずJICAについての質問や意見と触れることがあるでしょう。
JICAのボランティアとして、社会貢献で現地に来ている「あなた」はどう答えますか?
まとめ
以上、簡単ですが7つの条件を書かせていただきました。
ちなみに僕は突然受けることが決まりましたので、ほとんど準備できませんでしたが、
関連記事▶︎僕が突然、青年海外協力隊に行った理由
合格通知を受け取った後の、自己評価としては、以下のような感じでした。
健康 ◎(運良くめちゃくちゃ健康でした)
熱意 ◯ (人並みには語れました)
スキル△ (特筆するものはあまり持っていなかったです)
語学力◯ (TOEI600点レベルでも、合格点でした)
適応能力◯ (バックパッカーの経験や、社会人の経験等を説明しました)
周囲の理解◎ (会社からの理解をもらっていたのは大きかったと思います)
JICAへの理解 △ (HPで勉強したつもりでしたが、うまく理解できずに面接に臨みました)
総合判定 ◯
読んでくださってありがとうございます。
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